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カウンセリングで気づく「考え方のクセ」〜認知の歪みを見つめ直し、心を軽くする方法
日常の中で、私たちはさまざまな出来事に直面し、そのたびに考え、感じ、反応しています。しかしその「考え方」や「感じ方」には、無意識のうちに偏りやパターンが存在することをご存じでしょうか?
たとえば、
- 「失敗したのは自分のせいだ」
- 「あの人に無視されたから嫌われたに違いない」
- 「私はいつもダメな人間だ」
このような極端な思考や決めつけを繰り返していると、気づかぬうちにストレスや不安が蓄積し、心が苦しくなってしまうことがあります。
このような考え方の偏りは「認知の歪み」と呼ばれます。カウンセリングでは、この“思考のクセ”に気づくことで、気持ちを楽にし、生きやすさを取り戻すサポートが行われています。
今回は、認知の歪みとは何か、カウンセリングでどう気づけるのか、そしてそれがどのように心に良い変化をもたらすのかを、わかりやすく解説していきます。
認知の歪みとは?
「認知の歪み」とは、物事の受け取り方や解釈の仕方に偏りがあり、現実とは異なるネガティブな捉え方をしてしまう思考パターンのことです。多くの場合、過去の経験や育った環境、性格、価値観などが影響して無意識のうちに形成されます。
代表的な認知の歪みには以下のようなものがあります。
- 全か無か思考(白黒思考)
例:「失敗した=自分は完全にダメ」 - 過度の一般化
例:「一度断られたから、私は誰にも好かれない」 - 心のフィルター(選択的抽出)
例:「たくさん褒められたのに、1つの批判ばかり気になる」 - マイナス思考の拡大・最小化
例:「ちょっとのミスを大失敗のように感じる」 - 感情的決めつけ
例:「不安だからきっと悪いことが起こる」 - すべき思考(must思考)
例:「こうあるべき」「頑張らないと価値がない」 - レッテル貼り
例:「私はダメな人間」「あの人は冷たい人」
こうした考え方のクセが積み重なると、自己否定感や不安感、人間関係のストレスなどが強まり、うつや不安障害の原因にもつながっていきます。
カウンセリングで気づく「思考のクセ」
多くの人が、自分の思考に偏りがあることに気づかず、「自分はこういう人間だから」と受け入れてしまっています。しかし、実際には“思考のクセ”に過ぎず、そこに気づくことができれば変化は可能です。
カウンセリングでは、以下のようなプロセスを通じて、認知の歪みに気づいていきます。
1. 自分の思考を言葉にする
まず、カウンセリングでは日常の出来事や悩みについて丁寧に話すことから始まります。その中で、何をどう感じたか、どう考えたかを言葉にしていきます。
この「話す」という行為そのものが、思考のクセをあぶり出す第一歩になります。
2. 客観的に振り返る
カウンセラーは、あなたの話を聴きながら、「それはどうしてそう思ったのか?」「他に考えられる可能性は?」といった問いかけをしていきます。これによって、自分の思考の背景にある前提やパターンが見えてくることがあります。
「もしかして、私はすぐに“自分が悪い”と思い込んでしまう癖があるのかもしれない」と気づける瞬間は、非常に大きな意味を持ちます。
3. 別の視点を取り入れる
認知の歪みに気づいたあと、次は「他にどんな考え方ができるだろう?」という新しい視点を探します。カウンセラーは決して「こう考えなさい」とは言いませんが、あなたが自然に気づけるよう、対話を通じてサポートします。
「本当は責められたんじゃなくて、アドバイスだったのかもしれない」
「完璧じゃなくても、十分できていたかもしれない」
こうした柔軟な見方ができるようになることで、感情も少しずつ穏やかになっていきます。
認知の歪みに気づくと、心はどう変わるのか?
認知の歪みに気づき、それを修正していくと、心にはさまざまな良い変化が起こります。
- 気持ちが落ち着きやすくなる
- 自分を責める回数が減る
- 他人の言葉に過剰に反応しなくなる
- 現実をよりバランスよく見られるようになる
- 自信や自己肯定感が少しずつ育つ
つまり、「考え方が変わることで、感じ方も変わる」のです。これは、認知行動療法などでも取り入れられている大切な考え方であり、カウンセリングを継続的に受けることで、無理なく身についていきます。
オンラインカウンセリングで全国対応
NEEDROOMでは、全国から受けられるオンラインカウンセリングを提供しています。認知の歪みや思考のクセをテーマにしたセッションも数多く対応しており、「考え方のクセに気づきたい」「自分を変えていきたい」と考えている方におすすめです。
ビデオ通話やチャットなど、希望に応じた形式での相談が可能で、外出が難しい方や遠方の方でも安心して利用できます。
「誰にも言えなかった思いを話せた」
「初めて自分の考えを整理できた」
という声も多くいただいています。
初回無料相談もありますので、気軽にお問い合わせください。
カウンセリングは「思考の癖」に気づく場所
人は、無意識の思考に支配されやすい生き物です。そしてその思考のクセに気づくだけで、心の重さがふっと軽くなることがあります。
カウンセリングは、あなたが自分の内面を見つめ直し、偏りのある考え方から自由になるきっかけを提供してくれます。今感じている生きづらさや悩みも、もしかしたらその裏に「考え方のクセ」があるのかもしれません。
「なんで私はいつもこう考えてしまうんだろう?」
そんな疑問を持ったときこそ、カウンセリングの出番です。
NEEDROOMでは、あなたの心に寄り添いながら、思考と感情を優しく整えていくお手伝いをしています。心の視野を広げて、少しでも生きやすさを感じられるよう、私たちは全力でサポートいたします。
カウンセリングにできること:感情を整理し、自己理解を深めるサポートをします
あなたは最近、こんなふうに感じたことはありませんか?
- なぜかモヤモヤするけど理由が分からない
- イライラが続いてしまって自分でもコントロールできない
- 落ち込む自分にうんざりしてしまう
- 他人の言葉や態度に過剰に反応してしまう
そんなとき、「なんでこんな気持ちになるんだろう」と、自分の感情に振り回されるような苦しさを感じる人は少なくありません。
このような「感情の整理」がうまくいかないと、心は疲弊し、自己否定や無力感に陥ってしまうこともあります。そこで大きな助けになるのが、カウンセリングという選択です。
本記事では、カウンセリングがどのように「感情を整理し、自己理解を深めるサポート」をするのか、またその効果や活用方法について詳しく解説します。
感情が整理できない理由とは?
感情とは、私たちが生きていくうえで避けられないものであり、行動や思考に大きく影響を与える存在です。しかし私たちは、感情の扱い方について学校でも社会でもほとんど教わることがありません。
- 怒ってはいけない
- 泣いたら負け
- 不安を見せてはいけない
そんな価値観の中で生きていると、知らず知らずのうちに自分の感情を抑え込み、それが心の奥に蓄積されてしまいます。その結果、「自分でもよく分からないけど苦しい」「感情が爆発しそう」という状態に陥るのです。
カウンセリングで感情を“言葉”にする意味
カウンセリングでは、あなたの感情を一つひとつ丁寧に“言葉”にしていくプロセスを大切にしています。
感情を言葉にすることで、
- 自分が何を感じているかが明確になる
- 感情の背景にある出来事や思考に気づける
- 気持ちに「名前」がつくことで客観視できる
- 自分自身に対する理解が深まる
といった効果が生まれます。特に、感情を言語化して受け止めてもらう体験は、それだけで大きな癒しや安心感につながります。
自己理解が深まると人生が変わる
自己理解とは、「自分の考え方・感じ方・行動のクセを知ること」です。たとえば、なぜ人の目が気になるのか、なぜ自信が持てないのか、なぜ頑張りすぎてしまうのか——。そういった傾向には、育った環境や過去の経験が深く関係していることがあります。
カウンセリングでは、こうした内面的なパターンを一緒に見つけていき、理解していくことで、「自分を苦しめているものは何か」「どうすれば少し楽になれるか」に気づいていくのです。
そして、自己理解が深まると、次のような変化が起こることがあります。
- 感情に振り回されにくくなる
- 自分を責めすぎなくなる
- 他人の評価から少しずつ自由になる
- 自分の気持ちを大切にできるようになる
- 物事の捉え方が柔軟になる
つまり、自己理解は「心の土台」を強くし、人生全体にポジティブな影響を与える大切なステップなのです。
感情の整理と自己理解を支えるカウンセリングの実際
では、カウンセリングの場では具体的にどのようなサポートが行われるのでしょうか?
1. 安全な対話の場の提供
カウンセリングは、あなたが安心して話せる「守られた空間」です。どんな感情も、否定されずに受け止めてもらえる環境で話すことで、心の緊張がゆるみます。
2. 感情の言語化をサポート
うまく言葉にできないときでも、カウンセラーが丁寧にあなたの言葉を拾い、問いかけながら感情の整理を手助けしてくれます。少しずつでも「自分の言葉で話せた」という実感が、安心感や自信につながります。
3. 自分のパターンへの気づき
カウンセリングでは、自分の思考や行動のクセに気づくプロセスがあります。「いつも同じようなことで悩む理由は?」「なぜ同じ選択を繰り返してしまうのか?」を一緒に紐解いていきます。
4. 新たな視点の獲得
自分一人では見えなかった視点を、カウンセラーとの対話の中で得ることができます。「こんな考え方もあったのか」「無理していたのかもしれない」と気づけることは、大きな前進です。
5. 自己受容を育てる
カウンセリングは、何よりも「自分をそのまま受け入れる」ことを支援します。感情も、過去の経験も、自分の一部として受け入れていくことで、心が少しずつ穏やかになっていきます。
オンラインカウンセリングという選択肢
近年、全国からアクセスできるオンラインカウンセリングが広がりを見せています。
- 外出が難しい方
- 忙しくて時間が取れない方
- 周囲に知られたくない方
- 対面が苦手な方
こういった方々にとって、オンラインでカウンセリングを受けられることは大きな安心材料です。
NEEDROOMでは、臨床心理士や公認心理師による安心・丁寧なカウンセリングをオンラインで提供しています。ビデオ通話やチャット形式など、あなたのスタイルに合わせた相談方法を選べます。
また、全国どこからでもアクセス可能で、都道府県を問わずサポートが可能です。「感情がごちゃごちゃしてつらい」「誰かと話して整理したい」というときに、ぜひご利用ください。
カウンセリングは特別なことではありません
カウンセリングというと、「心の病気の人が行く場所」というイメージを持っている方も多いかもしれません。しかし実際には、もっと日常的で身近なものであっていいのです。
- 誰かに話を聞いてもらいたい
- 頭の中を整理したい
- 自分の気持ちを知りたい
そう感じたときこそ、カウンセリングの始めどきです。今は、心のメンテナンスを日常的に取り入れる人も増えています。
まとめ:カウンセリングは心の整理整頓の時間
感情をためこむことは、心の健康にとって大きなリスクとなります。無理に我慢せず、誰かに話すことで、自分の気持ちが見えてくることもあります。
カウンセリングは、心の中のモヤモヤを「整理」し、「理解」し、「受け止める」時間です。そして、その過程で少しずつ生き方や感じ方が変わっていきます。
あなたの感情には、すべて意味があります。今感じていることに耳を傾けることは、自分自身を大切にする第一歩です。
「自分の気持ちが分からない」「心を整えたい」そんなときは、ぜひ一度カウンセリングを活用してみてください。NEEDROOMは、あなたの心にそっと寄り添い、感情の整理と自己理解を丁寧にサポートいたします。
うつ病は再発率が高い疾患です
カウンセリングが再発予防にできること
うつ病は、多くの人が一度は経験する可能性のある精神疾患ですが、その特徴のひとつに「再発率の高さ」が挙げられます。
初めてうつ病を経験した人の約半数以上が、数年以内に再発すると言われており、再発を防ぐことが治療・支援の大きな課題となっています。
そこで重要になるのが、薬物療法だけでなく、こころのケアを支えるカウンセリングの存在です。
本記事では、うつ病の再発の特徴と、その予防・対応にカウンセリングがどのように役立つのかを詳しく解説していきます。
うつ病の再発率はなぜ高いのか?
うつ病の再発率は非常に高く、医学的な研究では以下のような数字が報告されています。
- 1回目のうつ病発症後、約50%の人が再発を経験
- 2回目の再発後は、再発率がさらに高まり約70〜80%に達する
- 3回目以降は再発率が90%以上に上昇するケースもある
このように、一度うつ病になると再発しやすい病気であることは、治療の重要な視点です。
なぜ再発しやすいのか、主な理由を見てみましょう。
脳の神経伝達物質の不安定さ
うつ病は、脳内の神経伝達物質のバランスが乱れることで起こります。
治療によって症状が改善しても、神経の働きが完全に安定するまでには時間がかかる場合が多く、ストレスや生活の変化によって症状がぶり返しやすいのです。
認知の歪みやネガティブ思考の残存
うつ病の方は、完治後も「自分は価値がない」「どうせ失敗する」などのネガティブな思考パターン(認知の歪み)を持ち続けることがあります。
こうした思考が再び気分の落ち込みを招き、再発につながるケースが多いです。
ストレスや生活リズムの乱れ
仕事や人間関係、家庭環境などのストレスが解消されないままだったり、睡眠や食事のリズムが乱れていたりすると、うつ状態に戻るリスクが高まります。
自己管理の難しさ
うつ病の再発を防ぐためには、体調や心の状態に敏感になり、早期に対処することが必要ですが、セルフケアが難しく感じる人も多くいます。
うつ病の再発予防におけるカウンセリングの役割
再発率の高さを踏まえ、カウンセリングは単なる「話を聴く」だけではなく、再発を防ぎ、健康な生活を維持するための実践的なサポートとして機能します。
具体的に、カウンセリングでできることを解説します。
1. ネガティブな思考パターン(認知の歪み)を見つけて改善する
うつ病の再発で最も大きな要因の一つが、ネガティブ思考のくせです。
認知行動療法(CBT)は、こうした考え方のクセに気づき、より現実的で肯定的な思考へと修正していく心理療法として高い効果が認められています。
カウンセラーは、否定や批判をせず、本人が気づけなかった思考の偏りを一緒に整理し、思考のクセを変えていく手助けをします。
2. 生活リズムの安定をサポートする
睡眠・食事・運動といった基本的な生活習慣の乱れは、うつ病再発の大きなリスク要因です。
カウンセリングの中で、無理なく続けられる健康的な生活習慣の工夫を一緒に考え、日々のペースを整える支援を行います。
例えば、寝る時間を一定に保つ、適度な運動を取り入れる、食事のバランスを見直すなどです。
3. ストレスや感情のコントロール法を学ぶ
ストレスはうつ病再発の最大のトリガーです。
カウンセリングでは、ストレスを感じたときの具体的な対処法(コーピング)や、感情を安全に表現し解放する方法を学び、心の負担を軽減する練習をします。
4. 再発の兆候を早期に察知できる力を育てる
再発は初期段階での気づきが非常に重要です。
カウンセリングを通じて、自分の体調や感情の変化を細かく観察し、違和感や不調を早めに自覚できるようにサポートします。
兆候を感じたらすぐに専門家や医療機関に相談する習慣づけも促します。
5. 自己肯定感を高める支援
自己肯定感の低さは、うつ病再発を招くリスクを高めます。
カウンセラーは、本人の強みや価値を一緒に見つけ出し、自信を回復していく練習を重ねることで、再発予防の基盤づくりを支援します。
カウンセリングが「安心して話せる場」であることの重要性
うつ病の再発予防には、心理的な安心感が欠かせません。
誰にも理解されない孤独感や不安を抱える方が多い中、カウンセリングは否定せず、受け止め、共感しながら話せる貴重な居場所になります。
話すことで感情の整理が進み、自己理解が深まるとともに、精神的な負担が軽減される効果もあります。
再発リスクを下げるためにカウンセリングは継続が鍵
うつ病の再発予防は、一時的な治療だけでなく、長期的なサポート体制が重要です。
NEEDROOMのカウンセリングは、症状の回復段階だけでなく、その後のセルフケアや生活支援まで、継続的に寄り添うサービスを提供しています。
継続したカウンセリングにより、困ったときにすぐ相談できる関係を築き、再発の早期発見や迅速な対応が可能になります。
ご家族や周囲のサポートも再発予防に不可欠
うつ病は本人だけでなく、家族やパートナーの理解・支援が回復と再発防止の大きな力となります。
NEEDROOMでは、本人だけでなくご家族向けのカウンセリングや相談窓口も設けており、病気への理解を深めるとともに、コミュニケーションのコツや対応方法を一緒に考えます。
まとめ:うつ病の再発予防にカウンセリングは不可欠なパートナー
うつ病は再発率が非常に高い疾患であるため、再発予防に向けた継続的なケアが必要です。
カウンセリングは、薬物療法を補い、心理的な側面から再発を防ぐ大きな力となります。
- ネガティブ思考の修正
- 生活習慣の改善
- ストレス対処法の習得
- 再発兆候の早期発見
- 自己肯定感の向上
これらのサポートを通じて、うつ病の再発リスクを下げ、健康的な毎日を取り戻すお手伝いをします。
NEEDROOMでは、オンラインで全国どこからでも安心して利用できる環境を整えています。
「またつらくなったらどうしよう」そんな不安を抱えている方も、一人で抱え込まずに、ぜひ一度カウンセリングをご検討ください。
あなたのこころの声に寄り添い、共に歩むパートナーとして、丁寧に支援いたします。
過去の失敗を乗り越え、前向きに歩む力をつける
カウンセリングであなたの心の再スタートをサポートします
人生には誰もが失敗や挫折の経験があります。
「大事な仕事でミスをしてしまった」
「人間関係で傷つけてしまった」
「挑戦してもうまくいかなかった」
そんな過去の失敗がいつまでも心に重くのしかかり、自信を失ったり、次の一歩を踏み出せなかったりしていませんか?
でも、過去の失敗は「終わり」ではなく、成長のきっかけに変えることができます。
この記事では、カウンセリングを通じて失敗経験を乗り越える力をつけ、前向きな人生を歩むための支援内容を詳しくご紹介します。
失敗を乗り越えられない理由とは?
失敗をなかなか乗り越えられないのは、
- 自分を責め続けてしまう
- 失敗の意味をネガティブに解釈している
- 挑戦することへの恐怖心が強くなる
- 失敗経験がトラウマ化している
- 周囲からの評価を過剰に気にしている
など、心の中に負のループができてしまうためです。
こうした心の状態が続くと、自信喪失や自己肯定感の低下、不安やうつ症状に繋がることもあります。
カウンセリングでできること①
失敗の感情を丁寧に整理し、受け止める
まずは、失敗に対して感じている「悔しさ」「悲しさ」「怒り」「恥ずかしさ」などの感情を安全な環境でじっくり話し、整理していきます。
感情を抑え込まずに表現し、否定されることなく受け止められることで、心の重荷が軽くなります。
この段階は、乗り越えるための土台作りです。
カウンセリングでできること②
失敗の捉え方を柔軟に変える支援
多くの場合、失敗は「自分はダメだ」「どうしようもない」と極端に捉えがちです。
カウンセリングでは、
- 失敗は誰にでもある自然な経験であること
- 失敗から学べることや気づきがあること
- 一度の失敗が人生全体を決めるわけではないこと
などを丁寧に伝え、失敗に対する見方を変えていきます。
この思考の柔軟性が、失敗を乗り越える大きな力となります。
カウンセリングでできること③
自己肯定感や自己効力感を高める練習
失敗を乗り越えるには、「自分には価値がある」「またやってみよう」という気持ちが必要です。
カウンセラーは、
- 小さな成功体験を積み重ねる支援
- ポジティブな自己対話の練習
- 自分の強みや良い面に目を向ける方法
など、自己肯定感や自己効力感を育てる具体的な練習を一緒に行います。
これにより、挑戦への恐怖や不安を和らげ、前向きな行動を促します。
カウンセリングでできること④
新しい挑戦に向けた計画作りとサポート
失敗を乗り越えた後は、再び挑戦するための一歩を踏み出すことが大切です。
カウンセリングでは、
- 現実的で無理のない目標設定
- 挑戦時のサポート体制の構築
- 不安や迷いが生じた際の対処法
を一緒に考え、実践を支援します。
このプロセスは、失敗を成長につなげるための重要な段階です。
日常でできる失敗を乗り越えるコツ
・失敗したときはまず深呼吸して感情を落ち着ける
・失敗経験を紙に書き出し、客観的に見る
・自分を責める言葉を優しい言葉に変える練習をする
・信頼できる人に話して気持ちを共有する
・成功体験を思い出し、自信を取り戻す
これらの積み重ねが心の回復を助けます。
NEEDROOMのオンラインカウンセリングでサポート
NEEDROOMは全国どこからでも利用できるオンラインカウンセリングを提供し、過去の失敗を乗り越えたい方の支援を行っています。
専門カウンセラーが、あなたのペースに合わせて寄り添いながら、心の整理から自己肯定感アップ、新しい挑戦の後押しまで丁寧にサポートします。
初回無料相談もあり、気軽にご相談いただけます。
まとめ
過去の失敗経験は決してあなたの価値を決めるものではありません。
カウンセリングを通じて失敗の感情を整理し、柔軟な捉え方や自己肯定感を育てることで、過去を乗り越える力が身につきます。
NEEDROOMはあなたが過去を受け入れ、未来に向かって前向きに歩むお手伝いを全力で行います。
まずはお気軽に一歩を踏み出してみませんか?
過去のつらい記憶に、今も心が引きずられていませんか?
カウンセリングでトラウマと向き合う時間をつくりましょう
昔の出来事なのに、ふとしたときに思い出して涙が出る。
もう終わったことなのに、その時の感情がよみがえって胸が苦しくなる。
何気ない会話や映像、音、匂いで突然不安や怒りに襲われる。
そんな体験に、覚えがありませんか?
過去のつらい経験、いわゆるトラウマは、心の奥に深く刻まれ、無意識のうちに現在の思考や行動に影響を与えることがあります。「あのときのことなんて忘れればいい」と言われても、簡単に割り切れるものではありません。
しかし、カウンセリングではその「割り切れない過去」と丁寧に向き合い、心を少しずつ癒していくことができます。
本記事では、トラウマやつらい過去に悩む方へ、カウンセリングでできること、回復までの道のり、そして自分を責めないためのヒントをお伝えします。
トラウマとは何か? その正体を知る
トラウマとは、心理的に強い衝撃を受けた経験が、時間が経っても癒されず、現在にも影響を及ぼしている状態を指します。
・事故や災害の経験
・いじめや暴力、虐待
・大切な人との別れ
・突然の失恋や裏切り
・家庭や学校、職場での精神的苦痛
トラウマは、「誰にとっても共通のもの」ではありません。人によって耐えられるストレスの量や感じ方が異なるため、他人から見て些細な出来事でも、本人にとっては強烈な痛みになり得ます。
「こんなことでつらいなんて、自分が弱いだけだ」と思っていませんか?
でも、それは違います。大切なのは、**“あなたにとってどれだけつらかったか”**です。
トラウマのサインに気づくことから始まる
過去の経験がトラウマになっていると、自分では気づかないうちに心や体にさまざまな影響が現れます。たとえば以下のような症状があります。
・夜になると不安や恐怖が強くなる
・人の視線が怖い
・似た状況になるとパニックになる
・理由もなく怒りが湧く、涙が止まらなくなる
・人を信じられない、自分を責めてしまう
・なぜか同じような苦しい状況を繰り返してしまう
こうした反応は、すべて「心が守ろうとしている証拠」です。決してあなたが弱いのではなく、心が必死に過去の傷から身を守ろうとしている状態なのです。
カウンセリングでできること①
安心できる場所で、気持ちを話す
トラウマに関する話は、とても個人的で、深く傷ついた内容であることが多いため、「誰かに話すことなんてできない」と感じている方も多いでしょう。
カウンセリングでは、あなたの気持ちや経験を無理に話す必要はありません。話せる範囲から、ゆっくりと進めていきます。あなたのペースを何よりも大切にします。
話すうちに、自分でも言葉にできなかった感情に気づくことがあります。
・あのとき、実はとても怖かった
・許したふりをしていたけど、今も怒りがある
・忘れたつもりだったけど、まだ苦しい
こうした「本音」に出会うことが、回復への一歩になります。
カウンセリングでできること②
過去の記憶と今の感情を整理する
トラウマは、過去の記憶が現在の生活に入り込んできている状態です。カウンセリングでは、「過去のつらい記憶」と「今の自分の気持ち」を切り分け、整理する作業を行っていきます。
・過去の体験によって、今どんな考え方のクセができているのか
・自分を苦しめている無意識の思い込みは何か
・その感情を誰かに共有することの意味
たとえば、「人は信じてはいけない」「幸せになってはいけない」など、トラウマによって形成された否定的な思考が、現在の人間関係や自己肯定感に影響を与えていることもあります。
そうした思考を見直し、「今の自分が望む考え方」に少しずつ書き換えていくことが目標です。
カウンセリングでできること③
心を守る新しい行動パターンを身につける
トラウマからの回復には、「ただ話す」だけではなく、「今の自分の生き方を整える」ことも大切です。
・過去の影響を受けにくくする思考の切り替え
・不安やフラッシュバックが起きたときの対処法
・安心できる人間関係の築き方
・自分に優しくなるセルフケア
このように、現在の生活の中でできることを増やしていくことで、少しずつ「心の安心領域」が広がっていきます。
トラウマは、無理に忘れる必要はありません。けれど、「過去に振り回されずに今を生きる力」は、確実に育てていくことができます。
トラウマから回復するということ
多くの方が、「もう何年も経ったのに、まだ苦しいのはおかしい」と自分を責めています。でも、トラウマの回復には時間がかかって当然です。
回復のプロセスは直線的ではなく、良くなったと思ってもまたつらくなる日があります。それでも、それは「戻った」のではなく、「進んでいる途中」なのです。
カウンセリングでは、どんな状態のあなたも受け入れながら、一緒に回復の道のりを歩んでいきます。つらい記憶を無理に消すのではなく、それを持ったままでも安心して生きられる方法を見つけていくのです。
あなたは、ひとりじゃない
過去のつらさに悩んでいるとき、人はとても孤独を感じます。「誰にも理解されない」「話しても否定されるだけ」と感じてしまうこともあるかもしれません。
でも、あなたの経験や感情には、ちゃんと意味があります。無理に忘れる必要はありません。誰かに助けを求めていいし、回復する権利も、未来をつくる力も、あなたにはあります。
カウンセリングは、あなたが自分自身と向き合うその時間を、安心して過ごせるようにサポートする場所です。
オンラインカウンセリングで全国から対応可能です
NEEDROOMでは、全国どこからでも利用できるオンラインカウンセリングを提供しています。ビデオ通話・音声通話・チャットなど、あなたのスタイルに合わせて選ぶことができます。
・過去の経験が今でも苦しい
・人と関わるのが怖い
・自分の感情をコントロールできない
そんな悩みを抱える方に対して、臨床心理士・公認心理師などの専門家が丁寧に寄り添い、あなたのペースで話せるようにサポートします。
初回無料相談も実施していますので、「ちょっと話してみたい」と思ったときに、気軽にご連絡ください。
まとめ
過去のつらい経験が今もあなたを苦しめているなら、それは無理に忘れるべきものではなく、大切に扱いながら癒していくべきものです。
カウンセリングは、心の奥に眠る感情をゆっくりとほどき、今を生きるあなたを支えていく場所です。あなたが安心して話せるように、そして少しでも前を向けるように、私たちは全力でサポートします。
もう一人で抱え込まなくても大丈夫です。あなたの心に寄り添う居場所が、ここにあります。
NEEDROOMは、トラウマや過去のつらさと向き合うあなたの味方です。