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2025-08-12 09:58:00

カウンセリングで話す内容の決め方と準備方法

はじめに

初めてカウンセリングを受けるとき、多くの人が「何を話せばいいのだろう」と不安を感じます。カウンセラーは自由に話を聞いてくれますが、事前に話す内容をある程度整理しておくことで、時間を有効に使い、より充実したセッションにできます。本記事では、カウンセリング前の準備方法や、話す内容の整理の仕方を具体的に解説します。

話す内容を決める目的

カウンセリングは、限られた時間の中で自分の気持ちや状況を整理し、解決の糸口を見つける場です。事前に話すテーマを決めておくと、セッション中に話が脱線しにくく、核心に迫る対話ができます。また、自分でも気づいていなかった感情や考えを可視化でき、自己理解が深まります。

準備のステップ1:現状を書き出す

まず、紙やスマホのメモアプリに、今の悩みや状況を思いつくままに書き出しましょう。

  • 最近ストレスを感じた出来事

  • 悩みが出始めた時期やきっかけ

  • 生活や人間関係への影響

  • 体調の変化(眠れない、疲れやすいなど)

書くことで頭の中のモヤモヤが整理され、漠然とした不安も具体的なテーマとして扱いやすくなります。

準備のステップ2:優先順位をつける

書き出した内容の中から、特に重要だと思うものや、今すぐ取り組みたい課題を2〜3個選びましょう。一度のセッションで全てを扱うのは難しいため、優先順位をつけることが大切です。もし話す時間が余れば、残りのテーマに触れることもできます。

準備のステップ3:具体的なエピソードを整理する

悩みを説明するときは、「いつ」「どこで」「誰と」「何があったのか」を簡潔にまとめておくと、カウンセラーが状況を理解しやすくなります。例えば「職場での人間関係がつらい」とだけ言うより、「3週間前から上司とのやり取りが減り、評価面談で否定的なフィードバックを受けた」と具体的に説明した方が、原因や背景を一緒に探りやすくなります。

準備のステップ4:話したいことと話したくないことを区別する

カウンセリングでは、話したくないことを無理に話す必要はありません。最初から全てを打ち明けるのが難しい場合は、「今日はここまで話す」と自分で線引きをしておくと安心です。信頼関係ができてから少しずつ踏み込むことも可能です。

準備のステップ5:質問や確認したいことを用意する

カウンセリングでは、こちらからカウンセラーに質問しても構いません。「どのくらいの頻度で通えばいいか」「どのような方法で進めるのか」など、事前に聞きたいことをメモしておくと、後で聞き忘れる心配が減ります。

カウンセリング当日の流れをイメージする

当日は、挨拶から始まり、カウンセラーが「今日はどんなことをお話ししますか?」と尋ねることが多いです。その時に、事前に決めたテーマや優先順位を簡単に伝えられるとスムーズです。また、緊張して言葉が出にくくなったときのために、メモを手元に置いておくと安心です。

まとめ

カウンセリングは、自分の心と向き合う大切な時間です。話す内容を事前に整理しておくことで、限られた時間を最大限に活かし、より深い理解や解決の糸口を得られます。準備といっても難しいことはなく、メモに書き出すだけでも効果は十分です。自分のペースで話しやすい形を整え、安心してセッションに臨みましょう。

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