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照葉峡で息をのむ紅葉を満喫!関東の奥入瀬と呼ばれる秘境へ【群馬】
**照葉峡(てりはきょう)は、群馬県みなかみ町の奥利根に位置する、利根川の支流に沿って続く美しい渓谷です。俳人・水原秋桜子(すいはらしゅうおうし)が「これほどの紅葉はない」と絶賛したことで知られ、その美しい景観から「関東の奥入瀬」**とも呼ばれています。大小11の滝が点在する約5kmの道は、秋になると燃えるような紅葉に彩られ、訪れる人々を魅了します。今回は、そんな照葉峡の魅力とインスタ映えする写真の撮り方、周辺観光スポットまで、徹底的にご紹介します。
1. 照葉峡とは?
照葉峡は、周囲をブナの原生林に囲まれた、手つかずの自然が残る秘境です。道沿いを流れる渓流は透明度が高く、滝や淵が点在しています。特に秋の紅葉シーズンは、カエデやブナなどの広葉樹が色鮮やかに染まり、渓流のせせらぎとともに幻想的な世界を作り出します。車道が整備されているため、ドライブをしながら気軽に絶景を楽しむことができます。ただし、道幅が狭く歩道もないため、紅葉の時期は特に注意が必要です。
2. 照葉峡のインスタ映えスポット3選
照葉峡には、どこを切り取っても絵になる場所がたくさんあります。その中でも、特にインスタ映えするスポットを3つご紹介します。
① 滝と紅葉のコントラスト
照葉峡には、「潜龍の滝」「白龍の滝」「山彦の滝」など、水原秋桜子が命名した大小11の滝があります。特に、紅葉の時期は、滝の白い飛沫と色鮮やかな紅葉のコントラストがとても美しいです。シャッタースピードを遅くして、水の流れを絹のように滑らかに表現すると、より幻想的な写真になります。
② 紅葉のトンネル
照葉峡の道は、秋になると頭上を覆うように紅葉が広がり、まるで紅葉のトンネルの中を走っているかのような光景が楽しめます。特に、午前中に日が差し込むと、葉が透けてきらきらと輝き、美しい光のグラデーションを写真に収めることができます。ドライブ中、安全な場所に停車して、この感動的な瞬間を撮影してみましょう。
③ 渓流と紅葉のリフレクション
照葉峡の渓流は、透明度が高く、風のない穏やかな日には水面に周囲の景色が鏡のように映り込むことがあります。紅葉の木々が水面に映る様子は、非常に幻想的で、上下対称の構図で撮影すると、より印象的な写真に仕上がります。特に、淵になっている場所や流れが緩やかな場所を探して撮影してみましょう。
3. 照葉峡を美しく撮るための撮影テクニック
照葉峡でインスタ映えする写真を撮るための、具体的な撮影テクニックをご紹介します。
- PLフィルター(偏光フィルター)を活用する 渓流の水の透明感や、紅葉の色をより鮮やかに写すためには、水面の反射や葉の光の反射を抑えるPLフィルターが効果的です。
- 三脚で長時間露光に挑戦 滝や渓流の流れを滑らかに表現したい場合は、三脚を使って長時間露光で撮影してみましょう。水の流れが白く糸を引くように写り、幻想的な写真に仕上がります。
- 光を味方につける 光の差し込み方によって、写真の印象は大きく変わります。逆光で紅葉を撮影すると葉が透けてきらきらと輝き、順光で撮影すると紅葉の色がより鮮やかに写ります。様々な光の条件下で撮影を試してみましょう。
4. 照葉峡周辺の観光スポット
照葉峡を訪れたら、ぜひ立ち寄ってほしい周辺の観光スポットをご紹介します。
① 宝川温泉 日本有数の混浴露天風呂で有名な温泉地です。自然に囲まれた広い露天風呂で、心も体も癒されます。照葉峡の紅葉ドライブと合わせて訪れるのがおすすめです。
② 湯檜曽温泉(ゆびそおんせん) 静かな山あいにひっそりと佇む温泉地で、素朴な雰囲気が魅力です。日帰り入浴が可能な宿もいくつかあります。
③ 谷川岳 日本百名山の一つで、ロープウェイを利用すれば初心者でも手軽に山頂付近までアクセスできます。秋には壮大な紅葉のパノラマを楽しめます。
5. アクセス方法と注意点
- 車でのアクセス 関越自動車道「水上IC」から国道291号線、県道63号線を経由して約60分です。ただし、道幅が狭く、対向車とのすれ違いに注意が必要です。
- 公共交通機関でのアクセス JR上越線「水上駅」からバスも出ていますが、本数が少ないため、タクシーの利用が便利です。
- 注意点 照葉峡周辺の道路は、11月中旬から5月下旬頃まで冬季閉鎖されます。訪れる際は、必ず最新の道路情報をご確認ください。また、クマの生息地でもあるため、散策時には鈴を携行するなどの対策をしましょう。
6. まとめ
群馬県が誇る紅葉の秘境、照葉峡。秋になると山全体が燃えるような色彩に染まり、渓流の清らかな流れとともに、息をのむような絶景を堪能できます。美しい写真を撮りながら、日本の秋の美しさを五感で感じられる旅に、ぜひ出かけてみませんか?