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2025-08-06 13:52:00

「また後回しにしてしまった…」先延ばし癖を克服するカウンセリング

「やらなきゃいけないことがあるのに、ついスマホを見てしまう」 「締め切り直前にならないと、やる気が出ない」 「この先延ばし癖をなんとかしたいけど、どうしたらいいか分からない」

もしあなたが、このような先延ばし癖に関する悩みを抱えているなら、それは決してあなたの意志が弱いからではありません。先延ばし癖には、私たちの心の状態や、物事の捉え方が深く関わっています。

この記事では、先延ばし癖を克服し、行動を習慣化するためのサポートとして、カウンセリングがどのように役立つのかを解説します。心の重荷を下ろし、目標に向かって一歩踏み出すためのヒントをお伝えします。

1. なぜ「先延ばし」をしてしまうのか?

先延ばしをしてしまう背景には、いくつかの心理的な要因が隠されています。

1)完璧主義と失敗への恐怖 「完璧にやらなければ意味がない」という強い信念があると、失敗を恐れて行動できなくなります。完璧な結果を求めすぎるあまり、最初の一歩を踏み出せないのです。

2)自己肯定感の低さ 「自分にはこの仕事をやり遂げる能力がない」という気持ちが強いと、行動すること自体が怖くなります。自己肯定感が低いと、成功するイメージが持てず、やるべきことを後回しにしてしまいます。

3)思考の偏り(認知の歪み) 「この仕事は大変だ」「どうせ上手くいかないだろう」といったネガティブな思考パターンが、私たちのやる気を奪います。目の前のタスクを過大に捉えてしまい、行動する前から諦めてしまうのです。

これらの要因は、自分一人で気づき、解決するのが難しいものです。カウンセリングは、こうした心の状態を丁寧に紐解き、先延ばし癖の根本にアプローチします。

2. カウンセリングが先延ばし癖を克服する3つの方法

カウンセリングは、あなたの代わりに問題を解決するものではありません。しかし、あなたの心の状態を整え、行動を習慣化するための心の土台を築きます。

1)「心の安全地帯」で思考を言語化する カウンセリングの場は、あなたのどんな感情や考えも否定せず、ありのままを受け入れてくれる「安全な場所」です。この場所で、あなたがどんなときに先延ばしをしてしまうのか、その時にどんな思考が浮かんでいるのかを具体的に言葉にしていきます。

2)思考の偏り(認知の歪み)に気づく カウンセラーとの対話を通じて、「完璧にやらないといけない」といった思考の偏り(認知の歪み)を客観的に見つめ直します。例えば、「完璧じゃなくても、まずは始めてみることには意味がある」といった新しい視点を取り入れる練習をします。

3)無理のない「スモールステップ」を設定する 大きなタスクを前にすると、圧倒されてしまうことがあります。カウンセリングでは、「まずは5分だけやってみる」「最初の1ページだけ読んでみる」といった、無理のないスモールステップを設定します。小さな成功体験を積み重ねることで、自信がつき、次の一歩を踏み出す勇気が湧いてきます。

3. 安心して相談できるカウンセリングの選び方

先延ばし癖に関する悩みを相談する際は、以下の点を考慮してカウンセラーを選ぶと良いでしょう。

1)認知行動療法(CBT)に詳しいカウンセラー 先延ばし癖の背景にある思考パターンを修正したい場合は、**認知行動療法(CBT**に詳しいカウンセラーが有効なサポートを提供できます。

2)公認心理師・臨床心理士のカウンセリングルーム 心の専門家である公認心理師臨床心理士は、先延ばし癖が心の不調につながっている場合にも、適切なアプローチを提供できます。

3)オンラインカウンセリングの活用 対面での相談に抵抗がある方や、自宅でリラックスして話したい方には、オンラインカウンセリングも有効な選択肢です。

4. まとめ:小さな一歩から、未来は変わる

先延ばし癖に苦しむことは、決してあなたの弱さではありません。それは、あなたがこれまで生きてきた中で身につけた「心のパターン」によるものです。

カウンセリングは、そのパターンに気づき、行動を習慣化するための安全な道しるべとなります。

まずは一度、あなたの「辛さ」を話してみませんか?その一歩が、心の重荷を下ろし、穏やかな気持ちで未来を歩み出すきっかけとなるはずです。

 

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