ブログ
「三日坊主…」から卒業。決めたことを継続する力を養うカウンセリング
「新しい習慣を始めたいのに、いつも途中で挫折してしまう」 「決めた目標があるのに、なかなか行動に移せない」 「このままじゃいけないと思うのに、どうしたらいいか分からない」
もしあなたが、このような「継続力」に関する悩みを抱えているなら、それは決してあなたの意志が弱いからではありません。継続できない背景には、私たちの心の状態や、物事の捉え方が深く関わっています。
この記事では、決めたことを継続する力を養い、目標を達成するためのサポートとして、カウンセリングがどのように役立つのかを解説します。心の重荷を下ろし、自信を持って一歩踏み出すためのヒントをお伝えします。
1. なぜ「継続」は難しいのか?
継続が難しいと感じる背景には、いくつかの心理的な要因が隠されています。
(1)完璧主義と失敗への恐怖 「完璧にやらなければ意味がない」という強い信念があると、少しでも失敗したり、うまくいかなかったりすると、すべてを諦めてしまいます。完璧な結果を求めすぎるあまり、最初の一歩を踏み出せないのです。
(2)自己肯定感の低さ 「自分にはこの目標を達成する能力がない」という気持ちが強いと、行動すること自体が怖くなります。自己肯定感が低いと、成功するイメージが持てず、途中で挫折してしまうのです。
(3)思考の偏り(認知の歪み) 「この目標は大変だ」「どうせ私には無理だろう」といったネガティブな思考パターンが、私たちのやる気を奪います。目標を過大に捉えてしまい、行動する前から諦めてしまうのです。
これらの要因は、自分一人で気づき、解決するのが難しいものです。カウンセリングは、こうした心の状態を丁寧に紐解き、継続を妨げている根本にアプローチします。
2. カウンセリングが継続する力を養う3つの方法**
カウンセリングは、あなたの代わりに問題を解決するものではありません。しかし、あなたの心の状態を整え、行動を習慣化するための心の土台を築きます。
(1)「心の安全地帯」で思考を言語化する カウンセリングの場は、あなたのどんな感情や考えも否定せず、ありのままを受け入れてくれる「安全な場所」です。この場所で、あなたがどんなときに継続できないと感じるのか、その時にどんな思考が浮かんでいるのかを具体的に言葉にしていきます。
(2)思考の偏り(認知の歪み)に気づく カウンセラーとの対話を通じて、「完璧にやらないといけない」といった思考の偏り(認知の歪み)を客観的に見つめ直します。例えば、「完璧じゃなくても、まずは続けてみることには意味がある」といった新しい視点を取り入れる練習をします。
(3)無理のない「スモールステップ」を設定する 大きな目標を前にすると、圧倒されてしまうことがあります。カウンセリングでは、「まずは毎日5分だけやってみる」「週に一度、目標の進捗を確認する時間を作る」といった、無理のないスモールステップを設定します。小さな成功体験を積み重ねることで、自信がつき、次の一歩を踏み出す勇気が湧いてきます。
3. 安心して相談できるカウンセリングの選び方**
継続力に関する悩みを相談する際は、以下の点を考慮してカウンセラーを選ぶと良いでしょう。
(1)認知行動療法(CBT)に詳しいカウンセラー 継続を妨げる思考パターンを修正したい場合は、**認知行動療法(CBT)**に詳しいカウンセラーが有効なサポートを提供できます。
(2)公認心理師・臨床心理士のカウンセリングルーム 心の専門家である公認心理師や臨床心理士は、継続できない苦しみが心の不調につながっている場合にも、適切なアプローチを提供できます。
(3)オンラインカウンセリングの活用 対面での相談に抵抗がある方や、自宅でリラックスして話したい方には、オンラインカウンセリングも有効な選択肢です。
4. まとめ:あなたの心は、継続する力を秘めている
継続できないことに苦しむことは、決してあなたの弱さではありません。それは、あなたがこれまで生きてきた中で身につけた「心のパターン」によるものです。
カウンセリングは、そのパターンに気づき、継続する力を養うための安全な道しるべとなります。
まずは一度、あなたの「辛さ」を話してみませんか?その一歩が、心の重荷を下ろし、穏やかな気持ちで未来を歩み出すきっかけとなるはずです。