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「パートナーとすれ違う…」関係を改善するカウンセリングという選択肢
「パートナーに何を話しても、わかってもらえない気がする」 「昔はあんなに仲が良かったのに、最近は会話がない」 「些細なことで喧嘩になり、いつも後悔してしまう」
もしあなたが、このようなパートナーとの関係に悩んでいるなら、それは決して珍しいことではありません。最も身近で大切な存在だからこそ、すれ違いや衝突が起こりやすいものです。
この記事では、パートナーとの関係を改善し、再び心を通わせるためのサポートとして、カウンセリングがどのように役立つのかを解説します。二人の関係に悩むあなたに、より穏やかで、心通う関係を築くためのヒントをお伝えします。
1. なぜ「パートナーとすれ違う」と感じるのか?
パートナーとの関係がうまくいかない背景には、いくつかの心理的な要因が隠されています。
(1)コミュニケーションのすれ違い あなたは「ただ話を聞いてほしい」と思っているのに、パートナーは「解決策を出さなければ」と思ってしまうなど、お互いのコミュニケーションのスタイルが異なると、すれ違いが生じやすくなります。
(2)価値観や期待の違い パートナーへの期待値が異なると、それが満たされないときに不満や怒りにつながることがあります。「家事は二人でやるべき」「休日は一緒に出かけるべき」といった、当たり前だと思っていた価値観が、実は相手とは違う場合があります。
(3)過去の経験からの影響 幼少期の親子関係や、過去の恋愛経験で、心に傷を負った経験があると、パートナーに対して無意識に期待しすぎたり、逆に心を閉ざしてしまったりすることがあります。その心のパターンが、今の関係に影響を及ぼしていることがあります。
これらの要因は、二人だけで解決するのが難しいものです。カウンセリングは、こうした心の状態を丁寧に紐解き、パートナーとの関係の根本にアプローチします。
2. カウンセリングがパートナーとの関係を改善する3つの方法
カウンセリングは、二人の関係を強制的に修復するものではありません。しかし、あなた自身が内面を整えることで、パートナーとの関係を改善する大きなきっかけとなります。
(1)自分の気持ちと向き合う まず、パートナーに対して感じている本当の気持ち(怒り、悲しみ、感謝など)をカウンセラーとの対話を通じて明確にしていきます。「本当はもっと褒めてほしい」「一人になる時間もほしい」といった、これまで抑え込んできた感情に気づくことで、自分を大切にする第一歩を踏み出せます。
(2)パートナーの視点を理解する カウンセリングを通じて、パートナーがなぜそのような言動をするのか、その背景にある感情や考えを客観的に見つめることができます。たとえば、パートナーの「黙り込む」という行動は、あなたを傷つけたくないという気持ちの表れであることに気づくかもしれません。これにより、相手への見方が変わり、感情的な対立が和らぐことがあります。
(3)健全なコミュニケーション方法を学ぶ 自分の気持ちを穏やかに伝える方法や、相手の話を傾聴する方法など、具体的なコミュニケーションスキルを学ぶことができます。これにより、感情的なぶつかり合いを避け、お互いを尊重し合える関係を築くための第一歩を踏み出せます。
3. 安心して相談できるカウンセリングの選び方
パートナーとの関係に関する悩みを相談する際は、以下の点を考慮してカウンセラーを選ぶと良いでしょう。
(1)カップルカウンセリング(夫婦・関係療法)に詳しいカウンセラー 二人で一緒にカウンセリングを受けたい場合は、カップルカウンセリング(夫婦・関係療法)に詳しいカウンセラーを選ぶと、より専門的な視点からサポートを受けられます。
(2)対人関係療法(IPT)に詳しいカウンセラー 一人で相談したい場合は、人間関係のパターンに焦点を当てた**対人関係療法(IPT)**に詳しいカウンセラーも、良いアプローチを提供できます。
(3)オンラインカウンセリングの活用 パートナーに知られずに相談したい、二人で一緒に通院することが難しいといった場合は、オンラインカウンセリングも有効な選択肢です。
4. まとめ:二人の関係は、きっと変えられる。
パートナーとの関係に悩むことは、決してあなたのせいではありません。しかし、その悩みを二人だけで抱え込む必要もありません。
カウンセリングは、二人の間に立つ「通訳者」のような役割を果たし、あなたの気持ちを整理し、パートナーの気持ちを理解するためのサポートをします。
まずは一度、あなたの気持ちを話してみませんか?その一歩が、パートナーとの関係を改善し、二人の心を再び近づけるきっかけとなるはずです。