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2025-08-05 13:00:00

主治医に言えない… 医療機関との連携をサポートするカウンセリング

「先生に質問したいけど、うまく言葉にできない」 「診断や治療方針に納得がいかないけど、反論するのが怖い」 「受診するたびに緊張してしまい、言いたいことが伝えられない」

もしあなたが、このような医療機関とのコミュニケーションに悩んでいるなら、それは決して珍しいことではありません。主治医との関係に不安や戸惑いを感じている方は多くいらっしゃいます。

この記事では、医療機関との円滑な連携をサポートするために、カウンセリングがどのように役立つのかを解説します。主治医とのより良い関係を築き、安心して治療を進めるためのヒントをお伝えします。

1. なぜ「主治医に言いたいことが言えない」と感じるのか?

主治医とのコミュニケーションに困難を感じる背景には、いくつかの心理的な要因が隠されています。

1)専門家への遠慮 主治医は医学の専門家であり、その知識や経験を前にすると、「こんなことを聞いてもいいのかな」「素人の意見は聞いてくれないだろう」といった遠慮が生まれることがあります。

2)対立への恐怖 主治医の意見と異なる考えを持ったとしても、それを伝えることで関係が悪化するのではないか、怒らせてしまうのではないかという恐怖心から、自分の意見を抑え込んでしまうことがあります。

3)感情の整理不足 診察室に入ると、緊張や不安から頭が真っ白になり、言いたいことがまとまらなくなってしまうことがあります。自分の気持ちや疑問が整理できていないため、効果的なコミュニケーションが取れないのです。

これらの感情は、あなたが弱いからではありません。それは、治療を成功させたいという真剣な気持ちの表れです。カウンセリングは、こうした感情に寄り添い、医療機関との健全な関係を築くための手助けをします。

2. カウンセリングが医療機関との連携をサポートする3つの方法

カウンセリングは、医師に代わって治療方針を決定するものではありません。しかし、医療機関とのコミュニケーションを円滑にし、あなたが主体的に治療に参加できるようサポートします。

1)気持ちと疑問を整理する カウンセラーとの対話を通じて、「先生に何を聞きたいのか」「どんな治療方針に不安を感じているのか」といった、あなたの気持ちや疑問を具体的に整理します。これにより、診察の場でスムーズに、かつ効果的に質問できるようになります。

2)コミュニケーションの練習をする 診察の場面を想定して、カウンセラーとロールプレイングを行うこともあります。自分の意見を伝える練習をすることで、実際の診察での緊張を和らげ、自信を持って話せるようになります。

3)医師との関係性を客観的に捉える 主治医との関係性について、カウンセラーと客観的に見つめ直すことで、関係改善のためのヒントが見つかることがあります。たとえば、「先生は怖い人」と感じている背景に、過去の権威的な人物との関係があるかもしれません。心の専門家と一緒にその原因を探ることで、主治医への見方が変わることがあります。

3. 安心して相談できるカウンセリングの選び方

医療機関との連携に関する悩みを相談する際は、以下の点を考慮してカウンセラーを選ぶと良いでしょう。

1)医療機関と連携しているカウンセリング 心療内科や精神科に併設されているカウンセリングルームは、医師と心理士が密に連携しているため、より包括的なサポートを期待できます。

2)専門性を持つカウンセラー 病気や治療に関する知識が豊富な公認心理師臨床心理士に相談することが重要です。

3)オンラインカウンセリングの活用 通院が難しい場合や、自宅でリラックスして相談したい場合は、オンラインカウンセリングも有効な選択肢です。

4. まとめ:一人で抱え込まず、専門家の力を借りて

治療は、医師と患者が協力して進める共同作業です。そのために、医療機関との信頼関係を築くことは非常に重要です。

カウンセリングは、あなたがその信頼関係を築くための架け橋となります。診察の場で言いたいことが言えない不安や、治療に対する疑問を一人で抱え込まず、まずはカウンセラーに相談してみませんか?

その一歩が、治療への納得感を高め、より良い未来へとつながるはずです。

 

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