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2025-08-02 13:57:00

双極性障害は医療とカウンセリングの両立が重要です

双極性障害は、感情の波が激しく上下する精神疾患で、うつ状態と躁(そう)状態が周期的に現れます。気分やエネルギーの変動が生活や仕事、人間関係に大きな影響を与えるため、適切な治療が必要です。

この疾患の治療には、医療による薬物療法とカウンセリングによる心理的サポートの両立が欠かせません。この記事では、双極性障害の特徴と、医療とカウンセリングを組み合わせることの重要性を解説します。

双極性障害とは?

双極性障害は、以下のような症状を特徴とします。

  • 躁状態:異常に高揚した気分、多弁、睡眠欲求の減少、衝動的な行動、過度の自信
  • うつ状態:気分の落ち込み、意欲の低下、疲労感、自己否定、集中力の低下

これらの症状が周期的に入れ替わり、時には混合状態と呼ばれる躁とうつが同時に現れることもあります。適切な治療を受けないと、生活に深刻な支障が生じることがあります。

医療とカウンセリングの両立が必要な理由

1. 薬物療法で気分の安定を図る

双極性障害の治療では、気分安定薬や抗精神病薬、抗うつ薬などが用いられます。これらの薬は、躁とうつの波を抑え、気分を安定させる役割を果たします。

しかし、薬だけではストレス管理や生活上の課題に対応しきれないことが多いため、心理的支援との併用が求められます。

2. カウンセリングによる心理的サポート

カウンセリングは、双極性障害の症状管理や再発予防に重要です。具体的には、

  • 症状のトリガー(誘因)となるストレスや環境要因の特定
  • 症状の兆候を早期に察知し適切に対処するスキル習得
  • 感情のコントロールや自己管理能力の向上
  • 人間関係の調整や社会生活のサポート
  • 薬物療法の継続と連携の重要性の理解促進

これらを通じて、患者さん自身が病気とうまく付き合う力を育てます。

医療とカウンセリングを両立するメリット

1. 再発リスクの軽減

薬物療法とカウンセリングを組み合わせることで、躁やうつの再発リスクを抑え、症状の悪化を防ぐことができます。

2. 生活の質の向上

カウンセリングによって生活リズムやストレス管理が改善され、仕事や家庭での困難を乗り越えやすくなります。

3. 安心感と自己理解の促進

カウンセラーとの信頼関係が、孤独感や不安の軽減につながり、自己理解を深める支えとなります。

4. 医療機関との連携強化

医師とカウンセラーの連携により、症状や治療経過を共有しながら、患者さんに最適な治療プランを構築できます。

NEEDROOMの支援体制

NEEDROOMでは、双極性障害に詳しいカウンセラーが医療機関との連携を重視し、継続的な心理的サポートを提供しています。オンラインカウンセリングにも対応し、通院が難しい方も無理なく継続可能です。

患者さん一人ひとりの症状や状況に合わせて、適切なカウンセリングプランをご提案し、生活の質の向上を目指します。

まとめ

双極性障害の治療には、薬物療法だけでなく、カウンセリングを含む総合的なアプローチが必要です。医療と心理的支援を両立させることで、再発リスクを抑え、安定した日常生活を取り戻せます。

つらい気分の波に悩んでいる方は、一人で抱え込まず、専門家の力を借りてみてください。NEEDROOMはあなたの心の健康を全力で支えます。

 

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