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2025-08-01 11:43:00
うつ病の主な症状:心がSOSを出すサイン
今回は、多くの方が悩みを抱えているうつ病について、その主な症状を解説します。
うつ病は、心の風邪と例えられることがありますが、単なる気分の落ち込みとは異なります。日常生活に大きな支障をきたし、放置すると悪化する可能性のある病気です。
ご自身や大切な方の心の変化に気づくためにも、ぜひ最後までお読みください。
1.心の症状:感情が凍りつくような感覚
うつ病で最も特徴的なのは、**「抑うつ気分」と「興味・喜びの喪失」**です。
- 憂うつで気分が晴れない:何をしていても気分が重く、悲しい、寂しいといった感情が続きます。
- 楽しかったことが楽しめない:趣味や好きなことに対しても、以前のような喜びや興味を感じられなくなります。
- 自分を責めてしまう:小さな失敗でも「自分が悪い」と思い込み、強い罪悪感に苛まれます。
- 集中力の低下:本やテレビの内容が頭に入らない、仕事でミスが増えるなど、集中力が続かなくなります。
- 決断できない:買い物でどちらの商品を選ぶかといった些細なことでも、決めるのが難しくなります。
2.体の症状:心と体が連動するサイン
心の不調は、体の不調として現れることも少なくありません。
- 睡眠障害:寝つきが悪くなったり、夜中に何度も目が覚めたり、反対に一日中眠気が取れないといった状態になります。
- 食欲の変化:食欲がなくなって体重が減る、または過食になり体重が増えるといったケースがあります。
- 疲労感・倦怠感:十分な休息を取っても、体がだるく、重く感じられます。
- 体の痛み:頭痛、肩こり、腰痛など、特定の原因が見当たらない体の不調が現れることがあります。
3.行動の変化:エネルギーが枯渇するような状態
心の不調は、日々の行動にも影響を及ぼします。
- ひきこもりがちになる:人と会うのが億劫になり、外出を避けるようになります。
- 身だしなみに無関心になる:お風呂に入るのが面倒、着替えるのが億劫になり、以前よりも身だしなみに気を配らなくなります。
- 表情が乏しくなる:笑顔が消え、無表情になったり、口数が減ったりします。
あなたの心がSOSを出していませんか?
今回ご紹介した症状は、誰にでも起こりうるものです。しかし、これらの症状が2週間以上、ほぼ毎日続いている場合は、うつ病の可能性が考えられます。
「気のせい」「頑張りが足りない」とご自身を責めないでください。うつ病は、適切な治療や休養で改善が見込める病気です。
もし、ご自身や大切な人がこのようなサインを出していると感じたら、一人で抱え込まずに専門家にご相談ください。