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2025-08-01 11:41:00

双極性障害の主な症状:群馬のカウンセリングルームが解説

今回は、気分の波が特徴的な双極性障害について、その主な症状を群馬のカウンセリングルームで活動する専門家の視点から解説します。

双極性障害は、気分が落ち込む「うつ状態」と、気分が高ぶる「躁状態」を繰り返す病気です。単なる気分のアップダウンとは異なり、社会生活に大きな影響を及ぼす可能性があります。ご自身や大切な方の心の変化に気づくためにも、ぜひ最後までお読みください。

1.躁状態の主な症状:エネルギーが溢れすぎるサイン

躁状態では、気分が過剰に高揚し、普段とはかけ離れた行動をとることがあります。

  • 気分が高まる、イライラする:根拠なく気分が良くなり、自信に満ち溢れます。しかし、思い通りにならないと強いイライラを感じます。
  • 口数が多くなる:次から次へとアイデアが浮かび、話すスピードが速くなります。
  • 睡眠時間が短くなる:ほとんど眠らなくても平気で、活動的になります。
  • 集中できない:一つのことに集中できず、注意が散漫になります。
  • 行動が活発になる:じっとしていられなくなり、突発的に旅行に出かけたり、衝動的に高額な買い物をしたりすることがあります。
  • 自己評価が過大になる:自分は特別な人間だと思い込み、現実離れした計画を立てることがあります。

2.うつ状態の主な症状:心がSOSを出すサイン

双極性障害のうつ状態は、うつ病と似ています。

  • 憂うつで気分が晴れない:何をしていても気分が重く、悲しい、寂しいといった感情が続きます。
  • 楽しかったことが楽しめない:趣味や好きなことに対しても、以前のような喜びや興味を感じられなくなります。
  • 疲労感・倦怠感:十分な休息を取っても、体がだるく、重く感じられます。
  • 睡眠障害:寝つきが悪くなったり、夜中に何度も目が覚めたり、反対に一日中眠気が取れないといった状態になります。
  • 自分を責めてしまう:小さな失敗でも「自分が悪い」と思い込み、強い罪悪感に苛まれます。

3.混合状態と診断の難しさ

双極性障害の診断が難しいのは、躁状態とうつ状態の症状が同時に現れる「混合状態」があるためです。気分は落ち込んでいるのに、頭の中はフル回転して落ち着かない、といった状態が見られます。

気分の波に気づいたら

今回ご紹介した症状に心当たりがある場合、または気分の波に振り回されていると感じる場合は、一人で抱え込まずに専門家にご相談ください。双極性障害は、適切な治療や心のケアによって、気分の波をコントロールし、安定した生活を送ることが可能です。

群馬県内にもあなたの力になれるカウンセリングルームが多数あります。まずは、お気軽にご相談ください。

 

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