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2025-08-01 11:40:00
適応障害の主な症状:群馬のカウンセリングルームが解説
今回は、特定のストレスが原因で心身に不調をきたす適応障害について、群馬のカウンセリングルームで活動する専門家の視点から解説します。
適応障害は、仕事や人間関係、環境の変化など、特定のストレス要因にうまく適応できず、精神的なバランスを崩してしまう状態です。ストレスの原因から離れると症状が改善することが大きな特徴です。ご自身や大切な方の心の変化に気づくためにも、ぜひ最後までお読みください。
1.心の症状:ストレスが心に与える影響
適応障害では、ストレスの原因を考えると、憂うつになったり、不安が強くなったりします。
- 憂うつで気分が晴れない:ストレスの原因を考えると、気分が落ち込み、悲しい気持ちになります。
- 強い不安や緊張:漠然とした不安感や、ストレスの原因に直面したときに動悸や息苦しさを感じることがあります。
- イライラ、怒りっぽい:些細なことで感情的になり、怒りっぽくなったり、攻撃的な態度をとったりすることがあります。
- 集中力の低下:ストレスの原因が頭から離れず、仕事や勉強に集中できなくなります。
- 無気力になる:何をするにも意欲がわかず、だるさや無気力を感じます。
2.体の症状:ストレスが体に与える影響
心の不調が、頭痛や不眠などの体の症状として現れることもあります。
- 睡眠障害:寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めたりして、十分な睡眠がとれなくなります。
- 体の痛み:特定の原因が見当たらない頭痛、めまい、肩こり、腹痛などが現れることがあります。
- 食欲の変化:ストレスで食欲がなくなったり、逆に食べすぎてしまったりすることがあります。
- 疲労感・倦怠感:十分な休息を取っても、体がだるく、重く感じられます。
3.行動の変化:心のSOSが行動に現れる
心の不調は、日々の行動にも影響を及ぼします。
- 出勤や登校が困難になる:ストレスの原因が職場や学校にある場合、出勤や登校ができなくなることがあります。
- ひきこもりがちになる:人と会うのが億劫になり、外出を避けるようになります。
- 暴飲暴食や浪費:ストレスを発散するために、暴飲暴食をしたり、衝動的に高額な買い物をしたりすることがあります。
大切なのはストレスの原因から離れること
今回ご紹介した症状は、誰にでも起こりうるものです。しかし、これらの症状が強く、日常生活に支障をきたしている場合は、適応障害の可能性があります。
適応障害の改善には、まずストレスの原因から離れることが最も重要です。環境を変えたり、休職したりすることも選択肢の一つです。そして、その上で、ストレスへの対処法を身につけていくことが大切になります。
もし、ご自身や大切な人がこのようなサインを出していると感じたら、一人で抱え込まずに専門家にご相談ください。群馬県内にもあなたの力になれるカウンセリングルームが多数あります。