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2025-08-01 11:36:00

社交不安症の主な症状:群馬のカウンセリングルームが解説

今回は、人前で話したり、注目されたりすることに強い不安を感じる社交不安症について、群馬のカウンセリングルームで活動する専門家の視点から解説します。

社交不安症は、単なる「あがり症」や「人見知り」とは異なり、社会生活に大きな支障をきたす心の不調です。強い恐怖と不安から特定の場面を避けるようになり、日常生活が困難になることもあります。ご自身や大切な方の心の変化に気づくためにも、ぜひ最後までお読みください。

1.心の症状:人目が気になる、自分を責める

社交不安症の中心的な症状は、「人からどう見られているか」という強い不安と恐怖です。

  • 人前で話すことへの強い恐怖:会議での発言、スピーチ、自己紹介など、人前で話すことに極度の緊張を感じます。
  • 人から批判されることへの不安:自分の言動が他人にどう思われるかを過剰に気にし、「変に思われたらどうしよう」と常に不安を抱えています。
  • 失敗を恐れる:完璧でなければいけないという思いが強く、失敗したら恥をかく、という恐怖に苛まれます。
  • 自分を責める:特定の場面を乗り切った後も、「あの時、変なことを言ってしまった」と後悔し、自分を責め続けます。

2.体の症状:不安が身体に現れる

不安や恐怖が強くなると、身体的な症状として現れることがあります。

  • 動悸、息苦しさ:人前に出ると心臓がドキドキしたり、息が詰まるような感覚に陥ります。
  • 発汗、顔が赤くなる:人から注目されると、多量の汗をかいたり、顔が赤くなることを極度に恥ずかしいと感じます。
  • 声が震える、口が乾く:緊張で声が震えたり、喉が渇いてうまく話せなくなったりします。
  • 手足の震え:人前で文字を書く、お箸を持つなど、些細な動作でも手が震えてしまいます。

3.行動の変化:不安を避けるようになる

社交不安症の症状が進行すると、不安を感じる場面を避けるようになります。

  • 特定の場面を避ける:会議での発言、大人数での食事会、パーティーなど、人との交流を伴う場面を避けます。
  • 外出を控える:コンビニやスーパーなど、人と接する可能性のある場所への外出を控えるようになります。
  • 人と話すのが苦手になる:電話に出ることや、店員さんに話しかけることにも強い抵抗を感じるようになります。

社交不安症は克服できる

今回ご紹介した症状は、誰にでも起こりうる緊張とは一線を画します。社交不安症は、強い不安から行動範囲が狭まり、社会生活に支障をきたす病気です。

しかし、社交不安症は適切な治療と心のケアによって、症状をコントロールし、人との交流を楽しむことができるようになります。

もし、人前で極度の不安を感じ、一人で悩んでいる方がいらっしゃいましたら、群馬県内にもあなたの力になれるカウンセリングルームが多数あります。まずは、お気軽にご相談ください。

 

 

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