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2025-07-30 16:12:00

身体症状症の初期症状から急性期、回復までの道のり

身体症状症(somatic symptom disorder)は、医学的な原因が明らかでないにもかかわらず、持続的な身体的な不調を強く感じ、そのことに強い不安や苦痛を抱く精神疾患です。日常生活に支障をきたすことも多く、本人にとっては非常に深刻な問題です。この記事では、身体症状症の初期症状から急性期、回復までの道のりをわかりやすく解説します。

身体症状症とは?

身体症状症は、痛み・疲労感・息苦しさ・消化器症状など、何らかの身体的不調が続き、医学的検査で明確な異常が見つからないにもかかわらず、本人がその症状に強い不安や苦しみを感じる状態です。心のストレスが体に表れる「心身症」の一種で、単なる「気のせい」ではなく、治療が必要な状態です。

初期症状の特徴

  • 疲労感や痛み、しびれなど原因不明の身体的不調が続く
  • 病院で検査しても「異常なし」と言われるが症状は続く
  • 症状に過度に意識が向き、日常生活に集中できない
  • 症状の説明を繰り返し求めるも納得できない
  • 精神的ストレスと身体の不調が結びついていることが多い

これらの症状が数ヶ月以上続く場合、身体症状症の可能性があります。

急性期の特徴

  • 症状が強まり、日常生活に深刻な影響が出る
  • 仕事や学校を休みがちになる
  • 何度も医療機関を受診し、検査を繰り返す
  • 「自分は大きな病気ではないか」と強い不安を抱く
  • 不安や抑うつが悪化し、社会的孤立が進むこともある

この段階では、身体だけでなく心のケアが必要不可欠です。

治療方法

  • 心理療法
    認知行動療法(CBT)を通じて、「症状=病気ではない」ことを理解し、不安への対処法を学びます。
  • 薬物療法
    不安やうつ症状に対しては、抗うつ薬や抗不安薬が処方されることもあります。
  • 生活習慣の見直し
    規則正しい生活やストレス対処法を身につけることで、症状の軽減が期待できます。
  • 医療機関との信頼関係の構築
    主治医との安定した関係を築くことで、過剰な受診や検査の繰り返しを防ぐことができます。

回復期の過ごし方

  • 焦らず、少しずつ活動量を増やしていく
  • ストレスの多い状況を回避または改善する
  • 症状の有無にかかわらず、「生活を整える」ことを意識する
  • 継続的なカウンセリングや心理的支援を受ける

周囲の理解と支援の重要性

身体症状症の症状は他人からは見えにくいため、「甘えている」「思い込み」と誤解されやすい傾向があります。しかし、本人は本当に苦しんでおり、家族や職場の理解とサポートが回復にとって大きな力となります。

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