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2025-07-30 16:10:00
摂食障害の初期症状から急性期、回復までの道のり
摂食障害は、食事や体重、身体のイメージに対する極端なこだわりが原因で、心身に深刻な影響を及ぼす精神疾患です。拒食症(神経性やせ症)、過食症(神経性過食症)、過食性障害など複数のタイプがあります。この記事では、摂食障害の初期症状から急性期、回復までの道のりをわかりやすく解説します。
摂食障害とは?
摂食障害は、「食べること」と「体型・体重」に対する極端な恐れや執着から、健康的な食習慣が崩れ、心身ともに衰弱してしまう病気です。特に思春期の女性に多いとされますが、年齢・性別を問わず発症します。
主なタイプには以下があります:
- 神経性やせ症(拒食症):極端に食事を制限し、著しい体重減少が見られる
- 神経性過食症(過食症):大量に食べたあと自己誘発嘔吐や下剤乱用を行う
- 過食性障害:大量に食べるが、吐くなどの代償行動は行わない
初期症状の特徴
- 食事量を極端に制限し始める
- 急にダイエットや体重管理にこだわり始める
- 食事をしたがらない、人と食べるのを避ける
- 食べたことを隠したり、嘔吐・下剤を使うようになる
- 食べた後に強い罪悪感や自己嫌悪を抱く
初期のうちに気づいて対応できれば、重症化を防げることもあります。
急性期の特徴
- 体重が極端に減少、または増減を繰り返す
- 栄養失調による体調不良(無月経、脱毛、低体温、疲労)
- 嘔吐や下剤使用の習慣化
- 抑うつ、不安、イライラ、対人関係の悪化
- 学業や仕事、家庭生活に深刻な支障が出る
急性期は身体的リスクも高く、命に関わる場合もあるため、医療機関との連携が不可欠です。
治療方法
- 心理療法
認知行動療法(CBT)を中心に、食事・体重・自己評価のゆがみを修正していきます。 - 栄養指導と身体ケア
栄養士や医師と連携し、安全に食生活を整えていきます。 - 家族療法
家庭環境が回復に影響するため、家族も治療に関わることが効果的です。 - 薬物療法
抑うつや不安が強い場合は、抗うつ薬が処方されることもあります。
回復期の過ごし方
- 少しずつ「食べること」への恐怖を克服していく
- 完璧主義や自己否定のパターンに気づき、修正する
- 再発の予防として、継続的なカウンセリングを受ける
- 食事以外の価値(趣味、人間関係、自己肯定感)を再構築する
周囲の理解と支援の重要性
摂食障害は外見からでは判断しにくい部分もあり、「本人の意思が弱い」と誤解されることがあります。しかし、これは心の病気であり、周囲の無理解は本人をさらに追い詰めてしまいます。批判せず、否定せず、「安心して話せる環境」をつくることが支援の第一歩です。
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- カウンセリングの継続で自己理解を深める
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