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2025-07-30 16:08:00
不眠症の初期症状から急性期、回復までの道のり
不眠症は、十分な睡眠時間をとろうとしても眠れない、または眠りが浅く疲れが取れないといった状態が続く睡眠障害です。誰でも一時的な不眠を経験することはありますが、慢性的になると日常生活に深刻な影響を及ぼします。この記事では、不眠症の初期症状から急性期、そして回復までの道のりをわかりやすくご紹介します。
不眠症とは?
不眠症(insomnia)は、眠りに関する問題が週に3回以上、1ヶ月以上続き、日中の生活に支障をきたす状態を指します。眠れないこと自体よりも、「眠れないことへの不安」や「眠らなければ」というプレッシャーが、症状をさらに悪化させる悪循環が特徴です。
初期症状の特徴
- 寝つきが悪くなる(入眠困難)
- 夜中に何度も目が覚める(中途覚醒)
- 早朝に目が覚めてしまい再び眠れない(早朝覚醒)
- 眠りが浅く、熟睡感がない(熟眠障害)
- 日中の集中力低下、疲労感、イライラなど
この段階では生活リズムの乱れやストレス、生活環境の変化が原因であることも多く、早期対応がカギになります。
急性期の特徴
- 数日から数週間にわたって強い不眠が続く
- 日常生活に支障をきたす(仕事・家事・学業など)
- 睡眠に対する過剰なこだわりや恐怖が出てくる
- 不安や抑うつの症状を伴うこともある
- 睡眠薬やアルコールに依存する危険性が高まる
急性期には専門的な介入が必要となるケースも少なくありません。
治療方法
- 認知行動療法(CBT-I)
不眠症に対する第一選択の心理療法です。「眠れない」という思い込みを修正し、睡眠に対する自然な感覚を取り戻していきます。 - 薬物療法
必要に応じて、睡眠薬や抗不安薬、抗うつ薬などが処方されます。医師の指導のもと、依存や副作用に注意しながら使うことが大切です。 - 生活習慣の見直し(睡眠衛生の改善)
就寝・起床時間を一定に保つ、寝る前のスマホやカフェインの制限、寝室環境の見直しなどを通じて、自然な眠りを取り戻す環境を整えます。
回復期の過ごし方
- 完全な「快眠」を求めすぎず、「まずは休めればOK」という気持ちを持つ
- 眠れない夜があっても「不調にならない」自信をつけていく
- 日中の過ごし方(運動・光を浴びる・活動量)を工夫する
- 継続的に心理的なサポートを受けることで再発予防にもつながる
周囲の理解と支援の重要性
不眠症は本人の苦しみが見えにくく、「気のせい」「考えすぎ」と誤解されることもあります。しかし、長く続く不眠は心身の健康に大きな負担をかけます。家族や周囲の理解と協力が、回復の大きな助けとなります。
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