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2025-07-30 15:27:00

回避性パーソナリティ障害(AVPD)|初期症状から困難期・回復までの道のり

回避性パーソナリティ障害(AVPD)は、人との関わりを極度に恐れ、自分が否定されることを過剰に恐れてしまうことで、社会生活に支障をきたす障害です。本人は孤独感や劣等感を強く感じながらも、その不安から人と距離を置きがちです。この記事では、AVPDの初期症状から困難期、そして回復・適応までの道のりをわかりやすくご説明します。

回避性パーソナリティ障害(AVPD)とは?

AVPDは、社会的な場面での不安や恐怖心が強く、人と接することを避けてしまうパーソナリティ障害の一種です。過剰な自己批判や拒絶されることへの恐れから、職場や学校、家庭での人間関係が制限され、孤立しやすくなります。

初期症状の特徴

  • 新しい人間関係を築くのが極端に怖い
  • 批判や拒絶に過敏で、すぐに傷つく
  • 自分に自信がなく、自己評価が非常に低い
  • 社会的な場面で緊張し、避ける傾向が強い
  • 自分を表現するのが苦手で、他人に誤解されやすい

こうした症状は、本人にとって大きなストレスとなり、日常生活の質を下げることがあります。

困難期(急性期)の特徴

  • 仕事や学校での人間関係のトラブルが増え、欠席や退職を選択することもある
  • 孤立感が深まり、うつ状態や不安障害を併発することが多い
  • 恐怖心から自分の気持ちを伝えられず、誤解やすれ違いが起こる
  • 自己否定感が強く、自己破壊的な考えや行動に陥ることがある

この時期は、周囲の理解と適切な支援が特に重要です。

回復・適応のための支援と治療法

  • 心理療法
    認知行動療法(CBT)を中心に、自分に対する否定的な考え方を見直し、対人不安を和らげる方法を学びます。対人関係スキルの訓練も効果的です。
  • 薬物療法
    うつや不安が強い場合は、抗うつ薬や抗不安薬が処方されることがあります。
  • 社会的サポート
    安心できる環境で少しずつ人と関わる練習をし、自己肯定感を高めていきます。
  • セルフケアの促進
    ストレス管理やリラクゼーション法を身につけることで、日常生活の不安を軽減します。

回復のステップとポイント

  • 自分の感情や考えを認め、否定しすぎないこと
  • 小さな成功体験を積み重ね、自己肯定感を育てる
  • 無理なく対人関係を広げていき、安心できる人間関係を築く
  • 焦らず、自分のペースで回復を目指す

回避性パーソナリティ障害の回復は、一朝一夕にはいきませんが、正しい支援を受けることで着実に前進できます。

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