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2025-07-30 13:26:00

民間のNEED ROOMでは有償のピアカウンセリングを目指す理由と意義

近年、精神疾患を抱える当事者同士が支え合うピアカウンセリングの重要性が世界的に注目されています。そんな中、群馬県高崎市を拠点に活動する民間のピアカウンセリングルーム「NEED ROOM(ニードルーム)」は、有償でのピアカウンセリング提供を目指しています。

NEED ROOMが有償のピアカウンセリングを目指す背景

日本ではピアカウンセリングの認知度がまだ十分とは言えず、多くのピアサポートはボランティアや無料で行われるケースが多いのが現状です。

しかし、NEED ROOMはピアカウンセリングを「専門的かつ持続可能なサービス」として位置づけ、利用者に安心して継続的に受けられる環境を整えるために、有償サービスの提供を目指しています。

有償化により、質の高いカウンセリング体制の維持や、ピアカウンセラー自身の生活基盤の確立にもつながります。

有償ピアカウンセリングのメリット

  • 安定したサービス提供
    有償であることで運営資金が確保され、継続的で安定したカウンセリングを提供できます。
  • ピアカウンセラーの専門性向上
    報酬があることで、研修や自己研鑽に意欲的に取り組むピアカウンセラーが増え、サービスの質が向上します。
  • 利用者の心理的安心感
    有償サービスとして提供されることで、利用者も「真剣に向き合う場」として心理的な安心感を持ちやすくなります。

NEED ROOMの取り組みとサービス内容

NEED ROOMでは、精神疾患の当事者であるピアカウンセラーが、自らの経験を活かしながら寄り添った支援を行っています。

オンラインカウンセリングも積極的に活用し、全国からアクセス可能です。

また、初めての方向けに短時間の「お試しプラン」も用意し、気軽に相談できる環境づくりにも力を入れています。

日本におけるピアカウンセリングの未来とNEED ROOMの役割

日本ではまだ制度整備が追いつかない部分もありますが、NEED ROOMのような民間団体が有償サービスを提供することは、ピアカウンセリングの社会的な価値向上と普及につながる重要な一歩です。

ピアカウンセラーの働き方改革やサービスの質の担保が進むことで、より多くの人が安心して心のケアを受けられる社会の実現が期待されます。

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