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2025-07-30 13:02:00

面談型カウンセリングとオンラインカウンセリングの違いとは?それぞれの特徴と選び方を解説

心の悩みを誰かに相談したいと思ったとき、多くの人が検討するのが「カウンセリング」です。しかし、最近では従来の対面式(面談型)カウンセリングに加えて、自宅からスマートフォンやパソコンを使って相談できる「オンラインカウンセリング」も広く普及しています。この2つのカウンセリングスタイルには、それぞれ異なる特徴とメリットがあります。

この記事では、「面談型カウンセリング」と「オンラインカウンセリング」の違いを詳しく解説し、どちらが自分に合っているのかを見極めるポイントをご紹介します。

1. 面談型カウンセリングとは?

面談型カウンセリングとは、カウンセリングルームや病院などに出向いて、カウンセラーと直接会って対話する形式のカウンセリングです。多くの場合、静かで落ち着いた空間で行われ、カウンセラーの表情や雰囲気を直に感じながら対話が進められます。

長年にわたり行われてきた伝統的なカウンセリングの形式であり、信頼関係を築きやすく、繊細な感情の変化にも対応しやすいという特徴があります。

2. オンラインカウンセリングとは?

オンラインカウンセリングは、インターネットを介して行われるカウンセリングサービスです。スマホやパソコンを使って、ZoomLINESkypeなどのビデオ通話、音声通話、またはチャットやメールで相談する形式が一般的です。

場所を選ばず、通院の手間が不要なため、近年急速に利用者が増えています。特にコロナ禍以降、オンラインでの心のケアが広まり、心理カウンセリングの新しい形として定着しつつあります。

3. 面談型カウンセリングとオンラインカウンセリングの主な違い

以下に、両者の違いをいくつかの視点から整理します。

3-1. 場所とアクセス性

面談型:指定された場所(カウンセリングルームなど)に出向く必要があります。都市部ではアクセスが良いですが、地方や離島では専門家が限られていることもあります。

オンライン型:自宅やカフェ、職場など、インターネット環境があればどこからでも利用可能です。地理的な制限がなく、専門家の選択肢も広がります。

3-2. 対面によるコミュニケーション

面談型:直接会って話すため、表情や声のトーン、姿勢、空気感などを含めた「非言語的なやり取り」が可能です。微妙な心理変化に気づきやすい点が強みです。

オンライン型:ビデオ通話でもある程度は表情が伝わりますが、画面越しのやり取りになるため、細かい動きや雰囲気までは伝わりづらい場合があります。ただし、チャットや音声通話など、より気軽な形も選べる点で柔軟性があります。

3-3. 時間的な自由度

面談型:決められた時間にカウンセリングルームへ行く必要があります。通う時間も含めると、スケジュールの調整が必要です。

オンライン型:夜間や休日対応のサービスも多く、移動時間も不要なため、忙しい人でも利用しやすいのが特徴です。

3-4. 費用面

面談型:通院のための交通費や、専門的な施設を利用することによるコストが加わることもあります。施設の規模や地域によって価格の差があります。

オンライン型:通院不要で交通費がかからず、比較的リーズナブルな価格設定のサービスも多くあります。初回無料や月額プランなども選択肢が豊富です。

3-5. 継続しやすさ

面談型:物理的な移動がある分、継続するのが難しいと感じる人もいます。特に天候や体調によってはキャンセルせざるを得ないことも。

オンライン型:自宅から気軽に受けられるため、定期的なフォローや長期的な支援を受けやすく、継続性が高い傾向があります。

4. どちらを選ぶべき?判断のポイント

どちらのカウンセリングスタイルが自分に合っているかを判断するには、以下のような視点が参考になります。

  • 対面でのやり取りに安心感を感じる方:面談型が向いています
  • 忙しくて時間が限られている方:オンライン型が便利です
  • 自宅以外で話すのが落ち着く方:面談型の静かな環境が合うかもしれません
  • 話すのが苦手で文字で相談したい方:オンライン型(チャット形式など)が向いています
  • 地方在住で近くにカウンセラーがいない方:オンライン型が最適です

5. 両方を組み合わせるという選択肢も

最近では、面談型とオンライン型を併用しているカウンセラーや相談機関も増えてきました。たとえば初回は対面で信頼関係を築き、その後はオンラインで継続するというスタイルも可能です。自分のライフスタイルや心理状態に合わせて、柔軟に組み合わせることも選択肢の一つです。

6. まとめ

面談型カウンセリングとオンラインカウンセリングは、それぞれに強みがあり、どちらが優れているというものではありません。大切なのは、自分にとって「話しやすい」「続けやすい」方法を選ぶことです。

これまでカウンセリングに興味はあったけれど、時間や場所の制約が理由で利用できなかった方には、オンラインカウンセリングは非常に有効な手段です。一方で、対面での空気感や直接会話の良さを重視する方には、面談型が合っているでしょう。

自分の心と向き合う第一歩として、自分に合ったカウンセリングスタイルを選ぶことから始めてみてはいかがでしょうか。

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