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2025-07-27 14:22:00

群馬 双極性障害 カウンセリング|躁とうつを繰り返す気分の波と向き合うには

群馬で気分の波に悩んでいる方へ

そのつらさ、「双極性障害」かもしれません

最近、気分が高揚して止まらない日があったかと思えば、急に何もかもが嫌になり、寝込んでしまう。
やる気に満ちて活動的だった数日前の自分が嘘のように、今は布団から出ることもできない。
周囲からは「気分に波があるね」と言われるが、自分でもコントロールできずに苦しい。

もしこのような経験を何度も繰り返しているなら、それは単なる気分屋ではなく、「双極性障害」という病気かもしれません。

双極性障害は、以前は「躁うつ病」と呼ばれていた精神疾患のひとつです。気分の異常な高まり(躁)と深い落ち込み(うつ)という対照的な状態を繰り返し経験することが特徴です。

この記事では、双極性障害の特徴、症状の具体例、セルフチェック方法、治療の流れ、そして群馬県内で利用できる相談先やオンラインカウンセリングまで、わかりやすくご紹介します。

双極性障害とは

双極性障害は、気分障害の一種で、「躁状態」と「うつ状態」という真逆の気分変化を周期的に繰り返す病気です。多くの人が「うつ」の期間だけを問題視しがちですが、躁の時期こそが周囲とのトラブルや病状悪化のきっかけになることもあります。

また、双極性障害は大きく分けて以下の2タイプがあります。

双極型障害

・明らかな躁状態とうつ状態の両方を経験するタイプ
・躁状態では、極端な興奮や衝動行動が目立ち、入院が必要になることもある

双極型障害

・「軽躁状態」(症状が軽い躁)とうつ状態を繰り返すタイプ
・うつ状態が中心で、躁には本人も気づかないことが多い

特に双極型は、うつ状態が長く続くため、うつ病と誤診されやすく、治療がうまく進まないケースもあります。

どんな症状があるのか?

躁状態の症状

・気分が異常に高揚している
・自信過剰になり、「自分は特別」と感じる
・話し続けて止まらなくなる
・アイデアが次々と湧いて眠れない
・衝動買い、ギャンブル、過剰なSNS投稿など突発的な行動
・他人への配慮が薄れ、トラブルを起こしやすくなる

躁状態は一見「元気な時期」に思えるため、本人や周囲が「問題」と認識しにくいという特徴があります。

うつ状態の症状

・強い落ち込みと無気力感
・眠れない、または過眠
・何をしても楽しめない
・集中力が続かず、ミスが増える
・「自分は価値がない」「生きている意味がない」と感じる
・死にたい気持ちが続くことがある

うつの状態では、日常生活や仕事、人間関係への影響が大きく、非常につらい時期となります。

自分では気づきにくい理由

双極性障害の最大の特徴は「気分の波が周期的に繰り返される」ことです。しかし、多くの方がうつ状態のときだけを重く受け止め、「うつ病」として治療を受けているケースが多く見られます。

特に軽躁状態では、自分では「調子がいい」と感じ、むしろ創造的で活動的だと思い込むことが多いため、問題を自覚するのが非常に難しいです。

診断がつくまでに数年かかる人も少なくなく、正しい理解と気づきが、治療の第一歩になります。

セルフチェック:当てはまるものはありますか?

・気分が高まり、次々と計画を立てたが、後から後悔した
・明らかに話しすぎたり、人との距離感が近すぎる行動を取ったことがある
・極端な買い物や借金、SNSでのトラブルを繰り返してしまった
・数週間〜数か月、無気力で寝込む状態が続いたことがある
・うつ病の治療を続けているが、なかなか回復しない
・「あなた、ちょっと極端じゃない?」と周囲から言われることがある

こうした経験が何度もある方は、双極性障害の可能性があります。正確な診断のためには、精神科医や公認心理師との面談をおすすめします。

群馬での生活と気分の波

群馬県は四季の変化がはっきりしている地域で、季節性の影響で気分の変化が強まることもあります。寒暖差、日照時間の減少、地域コミュニティの密度なども、気分障害の症状を悪化させる一因となる場合があります。

特に、躁状態では人間関係のトラブルが起こりやすく、うつ状態では引きこもりがちになり、周囲との関係が希薄になるケースもあります。

自分の気分の変動と生活環境の関係に気づくことで、より適切な対策がとれるようになります。

治療とサポート体制

双極性障害は、適切な治療により気分の波をコントロールできるようになります。完治というより「上手に付き合っていく病気」と考えたほうが現実的です。

薬物療法

・気分安定薬(リチウム、バルプロ酸、ラモトリギンなど)
・必要に応じて抗精神病薬や抗うつ薬を併用(慎重に管理)

自己判断で薬をやめてしまうと、躁やうつが再発しやすくなるため、継続的な服薬と通院が大切です。

心理カウンセリング・生活支援

・気分変動の傾向を把握し、予兆に気づく
・生活リズムの整え方やストレス管理法を身につける
・家族や職場との関係を調整するための支援
・自分を責めず、自己理解を深めるための対話

双極性障害の方にとって、「話せる場所」があることは、非常に大きな支えになります。

群馬県内で相談できる場所

群馬には、双極性障害に関する相談や治療を受けられる窓口があります。

・高崎市、前橋市、太田市などの心療内科・精神科クリニック
・群馬県こころの健康センター(電話相談、来所相談)
・各市町村の精神保健福祉担当窓口
・就労継続支援、地域活動支援センターなどの社会的支援機関

外出や通院がつらい時は、オンラインカウンセリングを活用するのも一つの方法です。

NEEDROOMのオンラインカウンセリング

群馬からも安心して利用できます

NEEDROOMは、公認心理師によるオンライン専門カウンセリングを提供しています。双極性障害のような気分の波をもつ方にも、安心してご相談いただける環境を整えています。

・スマホやパソコンで自宅から相談可能
・顔出し不要・音声のみでもOK
・平日夜間、土日も予約対応
・無理のないペースで、継続的な支援が可能

「また気分が不安定になったらどうしよう」と感じたとき、自分ひとりで抱え込まず、ぜひ私たちと一緒に心の整理をしていきましょう。

 

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