ブログ
アメリカは経済自滅します
アメリカのトランプ関税の問題で実はアメリカの国内企業にも大きな影響が出ることが懸念されています。
自動車で言えば、GMやフォードもメキシコなどから部品を調達していて自動車の生産自体が海外である場合もあります。
モバイル端末もiPhoneなどは大きな値上げになることが予想されていますしパソコンやタブレットなども大幅な値上げになると思われます。
他にも、海外からの輸入に頼っている食料品なども多くありますし海外からの輸入品が関税の兼ね合いで値上がりする訳ですので過去に例のない規模で大幅なインフレが発生することが予想されます。
それか、アメリカを無視した企業体質に変化する会社もあるでしょう。
確かに、日本を含め自国の企業や経済を守るためには交渉も必要でしょうが必要以上に国が介入するべきではなく企業努力で改善すべき部分ももちろんある訳です。
どちらにしても海外からの輸入品は大幅な値上がりになり国内生産でも部品が海外製なら同じく値上げになることで株価は部落するでしょう。
N Yの株式市場が暴落すれば世界中の株式市場が暴落します。
もちろん、日経平均株価も大暴落することが予想されますし円高水準が大きく進む可能性も出てきます。
逆を言えば、世界中でドル安が進むことが予想されます。
私個人の見解を言えばトランプ関税は是非とも実施してほしいと考えています。
理由は、インフレからの脱却です。
インフレというのは単純に物価が上がるだけではなく同時に円安が進む事でインフレと言われます。逆に、物価が上がっても円高であればインフレとは呼びません。
これには経済学的には意味があって物価が上がる要因を円安だから100円の物を150円で買わなければならないという理論です。これが円高で推移すれば100円の物を120円で買えるとなるとインフレとは呼ばなくなります。更に100円の物を100円とか90円で買える様になるとデフレと呼ぶ訳です。
だから、アメリカ系勢が落ち込めば円高が進み値上げラッシュに多少のブレーキがかかる事への期待もあります。
そして、世界中の株式市場は日本を含めて株価がバブルです。
全く、実体経済を反映されていない状況ですのでしっかりリセットをするという意味で株価の暴落がないと株価だけバブルになってしまう。
この世界的な株式バブルは何処の国も経済状況が良くなく多くの国でインフレ状態になっています。
安全資産として国の債権である国債への投資をする人たちが株式市場のバブル状態を見て債権投資から株式投資に置き換えている外国人投資家も多く外国人投資家の動かす金額というのは日本人投資家が扱う金額とは額が違います。
そして、外国人投資家は安全投資の一環で1国だけではなく各国の株式市場で取引しますので世界的に買うかが下落するときは連動しますし上昇する時も連動する訳です。
まぁ、アメリカ経済が自滅すると世界的な影響は大きいですが全てが悪いというわけではありません。但し、世界的に経済は今とは逆の方向に下がっていく可能性が高いです。