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精神疾患患者から見た理想の日本社会
私が考える日本の未来像として国民民主党が訴えている所得税の控除に関しては103万円ではなく廃止をします。
この法案は所得税の控除をしますので国民の皆さんは働きましょう。という法案であり専業主婦や子育てで働ける環境にない人や障害を持ち働くのが難しい人にとっては全く関係のない要素であり国民は収益に対して所得税を支払うのは国民の義務ですので所得税の控除は無くす必要があります。
そして、国民に納税の義務があるように国としての義務も当然あります。
まず、国民の生活を守るための対策として物価高は大きな要素になります。贅沢品を除く生活必須品と関係のある輸入品に掛かる関税の引き下げや一時的な廃止と消費税の一時的な引き下げは必須課題だと思います。
また、物価高対策として歴史的な超円安状態に対する対応を日銀と足並みを揃えて対応する事も物価高対策になります。
ここに書いた内容は今現在の経済対策であり未来の日本ではありません。
そして、国の義務として「国民の生活を守る」「国民の健康を守る」「国民の生命を守る」という要素がありますが今の日本がこれを守れているかと問われれば守れていないと思います。
まず、「国民の生活を守る」という要素にしても物価高に対する具体的な政治判断はなく物価高に関しては放置されているのと同じ状態です。
次に、「国民の健康を守る」という要素に関しては健康保険料を無償化し誰でも病院に行けば3割負担で医療が受けられる形とするべきで非正規雇用の若者が健康保険に未加入の人も多くいますので国民は誰でも医療を受けられる制度を作るべきです。
そして、「国民の生命を守る」という要素は国防費に当たる部分ですが国民の命を守る事も日本の領土を守る事も国の責任で行うべきであり増税で対応するべきではなく国債で運用していくべきであり税負担を国民に求めるべきではないと思います。
又、国民が安心して暮らせる要素として年金制度がありますが年金だけでは生活できない人も多く増額が必要になりますし年金制度は破綻寸前である事を考慮すると国民負担から国債での負担にした上でシステム化を進めないと年金を払ってきた人たちをどう扱うかを決めていかないと手遅れになります。
ここまでは将来的に国や政府が考えていくべき課題であり理想の未来像を作るための一部にでしかありません。
今、日本の社会構造を一言で言えば「働くことの美学」ですが、この考え方自体が日本の社会構造の癌的な要素です。本当に理想的な日本の社会構造にするには「働かない美学」に変えていく必要があります。
働かない美学は仕事をしない訳ではなく残業という考え方を捨ててプライベートな時間を大事にすると言うのが働かない美学です。
しかし、国が制度を変えて1日に働ける時間を10時間と規制して罰則を課すとしてもタイムカードだけで実態は変わらない場合が多くなる事が予想されます。
この問題は国だけでは管理出来ませんので各都道府県や市区町村に監査チームを設置し対応するしか方法はありません。
違法な残業が発覚した場合には法人税率を3年間に渡り10%引き上げるなどの罰則だけでなく違法な働き方をした社員にも所得税の増額などの罰則を課し働く側にしても働かせる側にしてもペナルティーを与える必要もあると思います。
海外諸国のように定期には帰るのが当たり前という社会構造を実現させるためには国民に痛みを伴わせる事も変革を求める上で仕方のない部分だと思います。
日本も家族サービスの時間や趣味などに使う時間を増やす事で精神的な要素としても身体的な要素にしても健康を守ることにも繋がると思います。
この社会構造改革だけで明るい未来になるかと言う点は1つの方法であり他の要素も混じり合ってくる部分でもあると思いますが将来の明るいビジョンを国が国民に示すことが出来ればお金だけ配る少子化対策よりも現実的な少子化対策になると思います。
何故、少子化が進むのかと言う意味で言えば昔は日本社会に対して明るい未来があった事は事実だと思います。でも、今の日本社会に明るい未来があるかと問われれば暗い未来しかない。
その意味でも、明るい未来を描ける日本を政治が創る事が一番いい訳ですが国会議員の感覚と国民との感覚の差は大きいので政治家が本当に日本の明るい未来を示せるのかは疑問でもあります。