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ピアカウンセリングのメリットとデメリット
ピアカウンセリングを医療に例えるのであれば1つの病状だけに対する特効薬の様な感じになります。
何度かブログなどで書いてはきましたが「ピア」という言葉の意味は世界中に多く存在する疾患や障害など特定の疾患を有する人が同じ疾患を有す人同士がサポートを行なったりカウンセリングを行なったりする同じ疾患を抱えている人同士のことを「ピア」という言葉で表現します。
同じ疾患や障害を抱えている人同士だから分かり合える部分や助け合える部分など同じ疾患や障害を抱えているから分かり合える要素があるからこそ助け合いや分かち合い支え合うといった要素でピアカウンセリングは成り立っています。
逆にいって仕舞えば、ピアカウンセリングは特定の要素に関するカウンセリングに関しては自身の体験や同じ疾患を持つ人同士の交流などで得た多くの体験や勉強などで非常に有意義なカウンセリングが可能となる訳ですが1つの要素に関しては深い内容のカウンセリングが可能であっても扱える幅という意味で言って仕舞えば幅は狭くなってしまうのがデメリットになります。
私たちNEED ROOMに関してもメンタル関連のストレスであったり悩みであったり精神疾患を抱える人のフォローだったりは可能ですが身体障害者などの方をカウンセリングする事は出来ません。
そう言った意味で考えると臨床心理士の方が行うカウンセリングはオールジャンルに対応出来る訳ですしどんな内容のカウンセリングに対しても対応出来るノウハウを持っていると思います。
その様な意味合いで考えると物凄く狭い中でのカウンセリングしか対応出来ないのがピアカウンセリングであり1番のデメリットと言えると思います。
そして、ピアカウンセリングのデメリットはピアカウンセリングを行うカウンセラーの数が非常に少なくピアカウンセリングを望んでいても幅が狭いのがピアカウンセリングなので実施しているカウンセラーが居ないという状況も実際あります。
まだ日本ではピアカウンセリングというスタイルが認知されていない部分も多くありピアカウンセリングを望む人も少なければピアカウンセリングを志す人も少ないのが実情ではあります。
だから、カウンセリングとして認知されて居ない部分も多くありますし昔から続く臨床心理士の方が行うカウンセリングが日本では中心になっている事はある意味仕方のない事であるとも考えています。
その様な意味合いで言えばピアカウンセリングはデメリットも多く幅の狭いカウンセリングしか対応出来ない点やピアカウンセリングを行うカウンセラーが非常に少ない点がありピアカウンセリングを望んでも対応出来るカウンセラーがいないという要素がいちばんのデメリットだと思います。
今の日本で選択出来るカウンセリングの多くは臨床心理士の方のカウンセリングしか選択出来ないのも事実ですがアタ悪しいカウンセリングの形としてピアカウンセリングも必要だと私は考えており私たちはピアカウンセリングとして NEED ROOMを設立しました。
これは、医療の世界でも同じで救急医や総合内科医の様な存在も必要ですし呼吸器内科や消化器内科の様な特定疾患に精通する内科医や呼吸器外科や消化器外科のような外科のスタイルも必要であるようにカウンセリングの世界でも特定の疾患に対応するピアカウンセリングというスタイルの普及も重要になってくる要素だと思っております。