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ピアカウンセリングは当事者カウンセリングとも言います
アカウンセリングの考え方の基本は同じ疾患や障害を持つ人が同じ疾患や同じ障害を持つ人のカウンセリングを行う事を言います。
そして、同じ疾患や障害を持つ人同士の事を「当事者」と基本的には表現します。
ですので、ピアカウンセリングというのを言い換えれば当事者カウンセリングとも呼びます。
精神疾患を含めある一定の疾患や障害を抱えながら生きている人は大勢いますし簡単に疾患と呼ばれる部分に関しても障害という部分に関しても様々なケースがありますし一般的には知られて居ないような疾患を持っている人も多くいると思います。
その様な意味でピアカウンセリングという概念を考えていくと物凄く多くのピアカウンセリングのジャンルがあります。
しかし、考え方を変えて考えていくと狭くて深い要素を持ち合わせたカウンセリングスタイルというのがピアカウンセリングや当事者カウンセリングとなります。
身体障害者という分野で考えた場合においても脳神経外科関連の障害や事故などによる整形外科関連の障害もあります。
その様な分野の経験者がカウンセリングで悩みなどの話を聞いたりするのは非常に効果的なカウンセリングスタイルとして確立されています。
私たちのジャンルであるメンタル的な要素や精神疾患も経験者が悩みや辛さを聞く事によるカウンセリングスタイルも確立されています。
その様な意味で、精神面に関するサポートやカウンセリングに関しては幅広い知識や実体験がありますので実体験なども含め色々なケースを想定して「あの時の対応は悪かった」とか常に自問自答し悪かった事に関する解決策を考えて次に活かすように考えて生活しています。
そして、それをカウンセリングという場面に置き換えると私の経験が役に立たない場合などもある訳です。
しかし、考え方という意味では全く同じで相談内容を精査し分析し自分に置き換えたりし自分ならどんな選択をするか?を考えていきます。
そのように、実体験に裏打ちされた要素や他の精神疾患患者との繋がりからくる知識だけでなく相手の話を聞き自分の考え方とは違う考え方なども含め多くの引き出しがあるからこそ当事者によるカウンセリングの意味が生まれてきます。
これが、当事者カウンセリングやピアカウンセリングと呼ばれるカウンセリングスタイルの大きな特徴になります。
例えば、精神疾患を抱えている人同士の会話と一般的な会話では大きな違いがあったりもします。
一般的に、「体調どうですか?」と聞かれたら「体調良いです」とか「絶好調です」とか答えてもあまり違和感ないと思いますが精神疾患患者同士の会話では全く違う会話になります。「最近、体調どうですか?」と聞かれた場合に「体調良いです」と答えると「大丈夫ですか?」とか「無理しないでください」とか言われます。
「頑張ってください」とかは精神疾患患者同士の会話では禁句だったりします。