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経済的視点から考える精神疾患
私は、精神疾患を患う前には政治や経済に精通した勉強を重ねており精神疾患を患ってからも政治や経済の動きには敏感に考えていました。
その中で、私が個人的に気になっている分野は株式市場の動向と人間の精神的な動向の共通点です。
今の日経平均株価は精神的観点から考えると病気に陥っています。
それは、円ドル相場が153円前後と言う超円安状況から海外投資家を呼び込み株式市場を押し上げる強力な薬を使用している状況です。
この超円安という薬は株式市場においては強力な効果をもたらす一方で超円安からくる物価高を呼び込んでいる部分もあります。
ただ、物価高に関しては一概に超円安という副作用だけで片付けられる話ではありませんが超円安からくる部分も一部あるのも事実です。
今の超円安という薬の効果はアメリカ経済やアメリカ大統領選の行方次第で薬の効果は変化していきます。
もし、超円安から急激に円高に推移すればプラスアルファの効果であった株式市場の外国人投資家は激減します。
外国人投資家の激減で日経平均株価が急激に株安に陥る可能性が高くなります。
この状態を精神疾患的な表現で言えばうつ状態です。
もちろん、日本の精神医学的に使える薬はメチャクチャ過激な作用をする薬はありませんがアルコールなどの外的要因で薬の効力に影響する場合もあります。
但し、一番危険な薬物というのは違法薬物です。
違法薬物は身体的な危険性もありますが精神的な観点で言えば非常に強力な興奮剤になります。
だからこそ、使用してはいけない危険性を帯びた要素があると共に依存性も高くなります。
そして、違法薬物の強力な興奮作用が薄れれば精神的な崩壊を招いてしまいます。
今、違法薬物に触れたのは絶対に使用してはいけないという危険性と経済的観点で円ドル相場の超円安は違法薬物を使用している状態に近くなっているのではないかという懸念もあります。
効果が強すぎれば副作用も強く現れてしまう。
だから、精神疾患患者への薬の投与に関してはドクターの多くが言うのが気が付かない程度で安定するのが一番いいと言う考え方です。
さらに言えば、カウンセリングは薬ではありませんので副作用はありません。
但し、カウンセリングと薬では薬の方が圧倒的に効果が現れるのは早く効果が出ます。
経済的な観点で言えば安倍首相時代のゼロ金利政策やマイナス金利政策などの薬は即効性はあります。
しかし、日銀の植田総裁はゼロ金利政策からの脱却を進めていますがゼロ金利政策から脱却するのは副作用を伴う訳です。
薬を使って病状を安定させるのは簡単ですが、そこから薬を減らしていくのには時間もかかりますし精神状態を観察しながら薬を減らさないと危険な部分もあり簡単ではありません。
簡単に言えば離脱作用というのは医療も経済も政治も簡単ではないという事に行き着くのだと思います。