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マクラーレンのドライバー管理
F1ハンガリーGPでマクラーレンのドライバーが1.2フィニッシュを決めました。
この結果は私としても嬉しい部分ではありますが、ドライバーを管理するチーム側に大きな問題が発生していることを物語るレースでもありました。
スタートでトップに出たのはマクラーレンのピアストリでした。2番手が同じマクラーレンのノリス。
ここまでは、マクラーレンとして非常に良いポジションからレースを進められる素晴らしいスタートだったと思います。
問題は、ピットストップにありました。
チーム側が決めたルールがあるなら仕方ありませんがマクラーレンは両ドライバーに対して平等に扱うはずでしたが誰が見てもノリスを優遇しているチーム戦略がハンガリーGPでは起こりました。
通常、平等に扱うなら前を走っているドライバーが優先的に先にピットに入ります。
が、マクラーレンは1回目のストップも2回目のストップも2番手を走るノリスを先にピットに入れました。
1回目のピットではノリスが先にピットに入ってもピアストリはトップでレースに復帰できましたが2回目のストップではノリスがトップを走る結果となりました。
ドライバーであればトップで走っていれば優勝したいと思うのは普通です。
逆を言えば、ピアストリは初優勝の記録もありましたので優勝を目指す気持ちは非常に強かったと思います。
で、チームは自分達の戦略をドライバーにチームオーダーとしてドライバー間の入れ替えを支持しましたがノリスはトップを走り続けました。
結果としては、ノリスが減速しピアストリに順位を譲りピアストリの初優勝とマクラーレンの1.2フィニッシュとなりましたがドライバーの気持ちとしてはノリスにしてもピアストリにしても気分のいい終わり方ではなかったと思います。
同じ事が、F1に限らず色々な場面で起こる事です。
会社でも同じで、部下を気分よく働かせるための術を持つ上司もいれば、部下に対して高圧的な態度を取る上司もいます。
結果として、成長できる企業は社員を気持ち良く仕事をさせられる社風である方が個々の実力やセンスを活かし企業としても成長できると思います。
この逆を行う風潮のある企業は、これからの時代においていかれる可能性すらあると思います。企業内で多様性を認め合い社員の実力を発揮できない、発揮させず社風に従わせる企業は今後の成長していくことは難しい時代になっていると私は思います。