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2024-06-17 10:27:00
精神科と心療内科の違い
精神科と心療内科というのは若干の違いがあります。
しかし、実際には精神科も心療内科も同じ精神科医が診療にあたります。
簡単に言ってしまうと、精神科は心の疾患で心療内科は体の疾患です。
鬱病の基本的な症状で説明させていただきます。
精神科の領域
*気分が落ち込む
*悲しい気持ちになる
*いつも不安
*やる気が出ない
このような気分の変調に関しては精神科の領域ではあります。
心療内科の領域
*眠れない
*突然痩せてしまう、突然太ってしまう
*身体が重い。身体が酷く疲れる
*頭痛
*便秘、下痢
鬱病に限らず心の病は精神科の領域だけではなく身体の症状を伴う事が非常に多くあります。
もちろん、病院の看板に精神科としか記されていなくても身体の症状に関して全く感知しない訳ではありません。
精神科と心療内科は基本は同じですが、内科なども内科・呼吸器内科とか内科・消化器内科とかドクターの得意分野を表記している病院があるのと基本的には同じです。
私は、精神科医だから身体の異常に関しては分かりません。という精神科医はいません。
もちろん、ドクターの得意分野として研究や臨床経験などで心の問題の方が得意というドクターもいれば、身体の症状を研究や臨床経験から心療内科の部類の方が得意という精神科医もいるとは思います。
基本的には、精神疾患の領域で精神科医の領域なので受診をする際には精神科でも心療内科でも同じです。
でも、最近は精神科と心療内科の両方を看板に据えている病院やクリニックの方が多いので基本違いはないと考えて良いと思います。